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【無料記事】二〇二四年振り返り
ライブのこと
記憶が確かなら二本行った。
ZAZEN BOYS の日本武道館公演と、SPECIAL OTHERS の年末ライブ。
特に後者は、共感の危険性を考えるきっかけになった。この話はまた後日。
創作のこと
短編四本収録の記録集シリーズは六巻目、記録集第一巻を復刻、短編が四本、アドカレによせた作品がそれぞれ短編一本、エッセイ一本。数えてないけどマガジンも毎月更新した。
もっと書けたはずだぞ、頑張れ。というか人に見せないテキストが多過ぎるんだ。
今年は初期作品のリライトを本にできたのがでかかった。文学フリマ京都に持っていく。活版印刷の工房さんに飛び込みで依頼して表紙を創ってもらった。
記録集の表紙絵もだけど、プロに創ってもらうのは楽しい。培ってきた技術を振るって素晴らしいものが創られるのを見られるのは喜びだ。今後もそういうことにお金を使いたい。
執筆企画やりたかったなー。ワンコインで五百文字書くやつ。来年はなんとか。
あと原稿の依頼も受けたい。宣伝は苦手だけど、売り込んでいかねばならぬと思ってる。
なんかちょっと考えが変わったかもしれないこと
これまで全然縁のなかったジャンルの人に何度か会った。詳しくは書かない。
人に会うことへの抵抗感が少し減った気がする。というか、人に会う恥ずかしさとか遠慮する気持ちを好奇心が上回ることが増えた。見る前に飛び始めたのかもしれない。
知らないうちに着けていた目隠しを外しにかかるような一年だった。来年はもうちょっと目を開いて過ごしたいと思っている。
燈台として生きること
年始の記事にこんなことが書いてあった。
確かなのは、私が今この瞬間に生きていること。そして生きている限り、生き続けなければならないことだけだ。
それ以外のすべては虚しい幻想に過ぎない。
https://note.com/konosesakuma/n/n96fb5fd1be2a
読み返したら泣きそうになって、だからこれは今でも私の真実なのだと思う。
またこうして生きて年末を迎えられた。
私はなぜ生まれてきたのか、いつ死ぬのか、何もわからない。
今日を迎えられず去っていった人たちと、私と、何が違うのかわかる日はきっと来ない。
どんどん流れていく時間のなか、今ここに生きている私だけが確かだ。
私は私の燈台となって生きていこうと思う。
どんなときも私自身を励まし、楽しませ、生きていこうと思う。
BGM
STAR / SPECIAL OTHERS
※ 本稿は定期購読マガジン「Immature takeoff」の無料公開記事です。
これ以降に本文はありません。
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Immature takeoff
小説家・此瀬 朔真によるよしなしごと。創作とか日常とか、派手ではないけれど嘘もない、正直な話。流行に乗ることは必要ではなく、大事なのは誠実…