終戦記念日
第二次世界大戦。太平洋戦争。子どもの頃、それは、遠い昔のことだった。
しかし、実は、わずか75年前の出来事に過ぎない。(子どもの頃は、わずか20-30年前のことだったわけだ。。。)
75年という年月をわずかと感じるのは、年をとったからなのか。それとも、それが、いつ起こってもおかしくないことであると言う差し迫った気持ちを、持つようになったからだろうか。
様々な機密文書が公開されて、当時の様子が明らかになるたびに、75年前、戦時下の私たちが、いかに自ら考えることなく国家に従うようにさせられていったか、緊急事態という名の下に、いかに理不尽なふるまいに動員させられていったのか、を見せつけられる。
75年前と今とで、私たちは変わったのだろうか。人間として異なるのだろうか?
残念ながら同じような気がする。違うのは、私たちの社会が、75年前の出来事を経験済みであると言うことだけなのかもしれない。
ヒロシマ、ナガサキ、沖縄戦、東京大空襲、アジア、太平洋各地での戦いと、その過程で生まれ、今なお続く、痛みと苦しみ。その声に耳を傾け、いかに生きるかを考え、祈り続ける。
75年前も今も同じ人間である私たちが、その時とは違う道を選ぶために。
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