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飛び出せ!ヤクルトスワローズ!その⑨

表題画像は5年前の14年ぶりの優勝の年
この時はまだ本当に優勝するとは
思っていなかった時期だったが
調子に乗ってボディーペイントをした時の写真
私の職業は銀座のママだったので
毎日着物の下には
このスワローズのペイントがあり
時に見え隠れしていた
長襦袢の朱色の様に
たまに見えると色気が醸し出されるという効果は
もちろんゼロだ
それどころか
「ママ、腕どうしたの?」
いよいよトチ狂って
スワローズのタトゥーでも入れたかと
ドン引された
この頃の私は勢いでそんなことをする
年齢でも社会的立場でもなかったが
「優勝」するかもしれないという期待は
万年最下位のファンを
それぐらい熱狂させたとしても
ひとつもおかしくない出来事だった

月曜日なので
こちらも熱狂的ファンしか読まない
月曜定例記事です
先週のプロ野球の結果です

1、読売ジャイアンツ
2、横浜ベイスターズ
3、阪神タイガース
4、中日ドラゴンズ
5、広島東洋カープ
6、東京ヤクルトスワローズ

全国民の直前の予想通り
いつもの位置に収まりました
悔しいという感情よりも
慣れない上位の椅子に
情緒が不安定だったので
これで心置きなく勝敗を全く気にすることなく
ゆっくりと試合を観戦できるという
安堵感の方が大きいのは
ヤクルトファンの悲しい性なのであります

今日、午前中に
村上春樹の「一人称単数」という
6年ぶりに出版された短編集を読んだのです
感想文は後日どっかで書きますが
その中の短編のひとつに
「ヤクルトスワローズ」に関する物語
があったのです
そう何を隠そう世界の村上春樹は
ヤクルトスワローズの
公式名誉会員なのであります
その作品の中で村上春樹も言ってましたが
「なぜ、こんな弱い球団のファンなのか」
5試合に1試合しか勝つ事のない
弱小球団のファンであることを公言するのは
ドMの精神でしか有り得ないのだ

こないだ読んだ新書か何かに
日本人には武士道の流れからか
「弱い者を応援する」という美学みたいのが
潜在的に埋め込まれているという考察があった
たぶん、「ハーバードからみた日本人」
だった気がするので
あとで読み返してちゃんと正しく加筆しますが
概ね、そのような内容だったと思う
私はその時
「なるほどな」と妙に納得したのだが
いや、待てよ
だがしかし
もし全ての日本人にその「慈悲」たる心が
潜在的に備わっているとするならば
ヤクルトファンの人数は
全国ぶっちぎりで1位のはずじゃないか!
現実はセリーグは読売ジャイアンツ
パリーグも福岡ソフトバンクと
お金もあって人気選手もいて万年優勝争いの
三拍子そろったチームが大人気ではないか!
アメリカ人よ、どう説明するのだ!
騙された!
私も村上名誉会長のように
「なぜ私は弱小球団のファンなのか」を
次の感想文を書くまでに
しばし考察したいと思います

そして余談ですが
またフェイスブックの過去ログ機能で
3年前の今日に最初の頭の手術してました
手術室に向かう前に私が投稿していた文章に
呆れるくらいのスワローズ愛があったので
ここに転載しておきます↓

2017・8・31(facebookより)

おはようございます
引き続きご心配をおかけしています
入院してから早いもので3週間が経ちました
たくさんの激励のお言葉ありがとうございます
さて、手術行って来ます
頑張ります!お医者様が!
この病院での私の病気の手術が
27症例目だそうです
それを聞いた瞬間
「お!古田の背番号や!縁起ええな!」
と、思いました
なので、大丈夫です!

命に関わる病気と手術の時にでも
ヤクルト愛が止まらないなんて
もはやコレが病気ですね


↓先週の記事で
正捕手が怪我から戻ってきて
期待の1週間でしたが全然ダメでした



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