見出し画像

飛び出せ!ヤクルトスワローズ!vol.14〜五十嵐亮太引退試合〜

今シーズンの神宮球場現地観戦は
前回が最初で最後だと思っていたら
そのすぐ後に突然の発表がありました
五十嵐亮太投手のまさかの引退
これは何がなんでもいかねばならない

チケットをなんとか手に入れ
見届けてきました
2020・10・25対中日ドラゴンズ

79年生まれ
同じ年の五十嵐選手は
もはや唯一の同世代選手
23年もの長い期間のプロ野球人生
本当に素晴らしい
思いもひとしおです

この日ばかりは
球場をあげて五十嵐投手一色でした
今期残念ながら1軍登板が1度もなかったので
神宮のマウンドで見る
本当に最初で最後の勇姿なのです

この前の現地観戦の日に
五十嵐投手のユニフォームを着て行ったのは
偶然でしたが
今回は10年前のユニフォームを引っ張りだし
参戦しました
懐かしいユニフォームに
ヤクルトファンの方々から声をかけられたり
写真撮影を頼まれたりしました
ファンはみんな今日の五十嵐投手の姿を
楽しみに来ているのです

五十嵐投手限定エナジードリンクを買ったら
ステッカーをもらえたので
家のパソコンに貼ってみました

引退して今はコーチになっている
元ヤクルト戦士もたくさん球場にいました
長い間活躍した功労者はファンだけでなく
いろんな選手にも愛されていました
毎年この時期は寂しい季節となります
今までも古田選手や宮本選手など
ヤクルトを代表するスター選手の引退試合に
足を運んできましたが
五十嵐選手が1番寂しかったです
ヤクルトはもはやエースの
スアレス投手が先発登板しましたが
残念ながら試合は劣勢の中
プロ野球界でも稀な
生涯中継ぎ投手という五十嵐選手の
おなじみだった登板回の8回がやってきました
現在安定の8位であるヤクルトファンには
もはや試合の勝敗などどうでもよく
ただただ五十嵐投手の姿を目に焼き付けます
会場に鳴り響く
「ワイルドシング」
あの有名な映画のテーマソングです
ノーコンピッチャーがメガネをかけて
三振を取りまくる野球映画です
(五十嵐選手がノーコンとは言ってない)
テンションがあがるとともに
懐かしさで胸がいっぱいとなります

引退試合のセオリーは
球種はまっすぐだけという暗黙の了解があります
相手選手は外国人選手だったせいか
まさかの初球を打つという
前代未聞な出来事で簡単にアウトを取りました
大歓声のあと
ベンチから出てきた高津監督の姿を見て
バックネット裏のヤクルトファンは

「え?」

と一瞬にして静まり返りました

そうです
なんと1球で終わってしまったのです
それはそれで五十嵐投手らしいのかも
しれませんが
ファンとしてわがままを言わせてもらえれば
順位ももはや関係のない試合で
試合に負けているにも関わらず
メインの五十嵐投手の投球が
1球で終わってしまったのは
かなり悲しかったのです
中日の与田監督には
せめて日本人打者を代打に送る
気遣いが欲しかった
そしてヤクルト高津監督には
初めから打者1人と決まっていたとはいえ
1イニング任せるサプライズを期待しましたが
ダメでした
やはり野球はエンターテイメントの側面
が大きいはずで
最後のファンサーピスは大事だったのでは
ないのかという思いで
またもや胸がいっぱいとなり
とても悲しくなってしまいました
最後の試合なので
ぐっと我慢しましたが
ちょっとヤクルト嫌いになりました

試合後のセレモニーでの
五十嵐投手のあいさつでは
この23年の思いがたくさん詰まっていて
不覚にも涙してしまいました
個人的にたくさんお世話になった選手でもあり
一番仲良しの選手だったので
私のヤクルトファン生活も
ここでひとつ区切りかなと思いました

五十嵐投手がメジャーから戻ってきて
福岡ソフトバンクホークスに入団した時に
もらったサインボール
(なんの記念ボールだったかは忘れました)
もらった時は
正直要らないと思いましたが(ごめんね)
いざ引退となると
もらっておいて良かったなと思っています

本当にお疲れさまでした

この記事が参加している募集

いただいたサポートは毎月の書籍代に使わせていただいています!(たまにコーヒー)本当にありがとうございます!