幸せなおやつとそうじゃないおやつ
こんにちは! 此島このもです。
今日はおやつの話をします。
幸せなおやつと、そうでないおやつの話です。
ここ数日、このもは期間限定で接客のお仕事をしていました。
本日それが無事おわってパーっとしたい気分になったので、大好きなおやつを食べました。
これは幸せなおやつです。
自分の家でいつもの椅子に腰掛けてゆっくりカフェオレを飲みながら食べるレーズンバターサンドの美味しいこと。
レーズンの酸味甘味とバターの風味が疲れた身体にしみいります。
対して、私がここ数日の仕事のあいだ食べていたおやつは、幸せではないおやつでした。
その仕事は人数に余裕がなく、一人でも欠けるとまわらなくなってしまうのでトイレに行くのもタイミングを見計らうような仕事でした。
人がいるときにものを食べたり飲んだりもできないのでお昼も壁を向いておにぎりなどをモソモソほおばります(そして食べている最中にお客さんが来たらおにぎりを放り出して接客します)。
立っている時間も長くて、お腹がすくとちょっとしんどいです。
そのためお客さんの少ない3時頃に何かお腹に入れておくことにしたのですが、そのときのおやつが全然幸せじゃなかったのです。
立ったまま鞄からサッと取り出してパッと口に入れて咀嚼する、その間もお客さんが来たらすぐ出て行けるように意識は出入り口にむけています。
当然ゆっくり味わう時間はありません。口の中のおやつはただエネルギーを摂るためだけの、早く喉に送りたい物体です。
それは、別の仕事をしていたときに休憩時間に同僚と分け合いながら食べたおやつとか、一人でも自分の席に座って美味しさを噛み締めながら食べたおやつとは明らかに幸福度が異なっていました。
それは全然幸せじゃないおやつでした。
荷物の準備をしているとき、家にうまい棒があったので持って行こうかと思ったのですがやめました。
このうまい棒は夫が私の欲しい味を探してくれたもので、私にとって特別なうまい棒です。
だから幸せなおやつにしたかったのです。
一人で壁を向いてモソモソ流し込むのはふさわしくないと思いました。
今日で仕事期間は終わりです。これからは幸せなおやつが食べられるようになりました。とても嬉しいです。
みなさんも幸せなおやつが食べられますように。
おつかれさまでした。