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「さみしい病」は治らない

人を殺すのは孤独ではない。孤独感である。

という名言っぽい言葉を何かで聞いたことがあるけど
何に書いてあったかは忘れた。

とにかく私は
朝と夜グワーーーっと寂しさに襲われることがある。

この感覚は普通だと思っていたが、どうやらそうでもないらしい。
あったかい布団もある、あったかいご飯もある
仕事もある、しかも一般より稼ぎはいい方、
彼氏もいるし、家族もいるし、友達もいる。
大丈夫、ちゃんと愛されてる。
でも、そんなの何も関係ないんだ。
私は一人だもん。
夜、寂しくて、寂しすぎて、涙が、涙が止まらなくて
不安でいっぱいになって
思いっきり叫びながら走り回りたい気分になる。

絶対なんてないと言われるかもしれないけど
私は絶対的に寂しさを感じている。

寂しさと境遇が一致していないからか
寂しさの方に境遇を合わせようとして
全ての友人関係を捨ててしまいたいと思うこともある。

だってその方が説明がつく。
自分の中で折り合いがつく。

彼氏と別れたから、
家族に見放されたから
友達と喧嘩したから

だから寂しい、孤独だって
状況をわかりやすくするためにそういう行動に出るんだと思う。

孤独感について調べたりすると
「失うのが怖いからそういう破壊行動をする」
と書いてあることもあるが
私、そんな失うのが怖いからとか何も考えてない。

こんな惨めな自分のままで合わせる顔が無いとか
そんな感じ。
それか、破壊でもしないと
自分の感情に折り合いがつかないだけ。

そんな「失うのが怖い」なんて
綺麗な言葉じゃない気がするんだよね。

私は、この一生を使って、寂しい人の味方でありたいと思ってる。
それは、自分の見方でいるってことにもなるし、
本当に辛いから、寂しくてどうしようもないことをわかっているから
心の底から助けたいと思って、
完全に助けることはできないと思うけど。

黒い深い穴に落っこちちゃった人に
手を差し伸べられるほどの強さはないし
ロープで登っておいでと言えるわけでもない。
その深い穴から
二度と登ってこれないかもしれない
って私も思ってる。
でも他の穴でさ、
パンの焼けた匂いとかがしたら
別の穴に落ちている住人たちも
「なんかいいな」って思うじゃん。

だから、私も暗くて深い穴に落ちちゃって
辛くて寂しくて涙も出るけど

歌ったりパン焼いたりして
ここにいるよ!
って言いたい。

別にあなたを待ってるよ!
とかじゃない。

ここにいるよ!
だから
あなたも辛いかもしれないけど、
そこにいてね!
って心の中で励ましたつもりになりたい。

私の自己満かもね。

ps
私にとって日常なのだが、
女の子が私を刺してくるイメージが頭の中をグルグルする。
女の子をいつか抱きしめてあげられたらいいなと思う。