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いつもちょっとさみしい

例えば一緒に旅館に泊まって、食事の時間になったとして。
私がふざけて「いつもと同じくらい?」って聞いてごはんを盛ったら、どのくらいのリアクションをくれる?

夕焼けをみて「こんな綺麗なものがタダで見られて、生きてるのっていいなあ」とか
そういうことを言ってしまったら、どのくらい寄り添ってくれる?


いずれも反応がちょっとこわいから、聞こえないくらい小さな声で言う。

聞き返されたら「なんでもない」って言う。
だったら言わなきゃいいのにな。

いま付き合っている人は「いまなんて言った?」って聞いてきて終わり。

きっとそういうところは、一生ひとりぼっちなんだろう。この人といる限り。

別に絶望的なさみしさじゃないんだけど、時々ある夜または、旅行の帰りなどにに一生わかりあえない部分があることに果てしなさを感じてしまうのだった。あたりまえなんだけど、ひとりきりの人生だなと思う。

いま(※2018/8/16)は旅行の帰り。
旅行中、Instagramがそんなにおもしろいか?(笑)って思ったり、どうしてごはんを先に食べて行っちゃうんだろう?とか(私が遅すぎるの)(用事があってそうなのだけど)とかって思ったりした。
充分すぎるほど、やさしくしてくれていると思うのだけど。

私は流れ星を、景色を、緑がキラキラしてるのとか見て、考えごとをしたいけど、彼はいつもiPhoneしてるなあとか。

軽井沢にいるならユーミンとか聴きたいなぁと思う私に、普通にシティポップ聴かせてくるあたりとか。

私が途中ではぐれても、気づいてくれないんじゃないかなとか。

100%そばにいてくれないと、気が済まないのだろうか?
これから、それぞれ別々の日常に帰っていくけれど、いつか旅から同じ家に帰るようになれる?

自分を繊細とは言いたくないけど、同じくらいこういう面を持った人と付き合うと、お互いのことはすごくよくわかるけど、息苦しい…みたいになるのよね。
このくらいでちょうどいいのかなあ。?

軽井沢の高原教会で、"想う"というのは相手を心で支えることだと、大変なことだという話をしていました。

今までも付き合った人たちとたくさんの旅行に出かけた。その度に、ひとりぼっちだと何回も思った。
何度でも言うけれど、生まれる時も死ぬ時もひとりぼっちだし、そんなのはあたりまえなんだよ。もっと忙しくしていれば、さみしいなんて思わないよ。って頭ではわかってる。

んだけど、だからせめて。と思っちゃうんだな。さみしい。こういうの大人になったらなくなる?

フレデリックのファイルを恋人が買ってくれた。

2018/8/16 (サンダルのかたちに日焼けしてるね)

#旅行 #日記 #絵本 #恋人 #恋愛 #思い出


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このみ
急に雨が降ってきた時の、傘を買うお金にします。 もうちょっとがんばらなきゃいけない日の、ココア代にします。