こんな夜のために
主題のないただの日記。うれしかったから書くけど、相手のプライベートダダ漏れで見つかったら怒られそう。(というか諭されそう)
さまざまな要因が重なって、もう一歩も歩けないくらいくたくただった金曜日の夜。彼に会いにいくはずだったのに、もう動けなくって、そんなふうになってしまったことに対してイライラして泣きそう。涙袋があかくなったり微熱がでたり、体じゅうが痛かったり。どうしたらいいんだろう。ベッドに座り込んで動けない。
出張から帰ってきたばかり、まだ羽田空港にいる彼に電話する。今日はもうだめかもしれない。ごめん。嫌だけど。本当は会いに行きたいんだけど。
疲れてしまった原因対して、やだ!もう無理!などと話しているあいだ(理不尽)、彼はちっちゃい子がちょっかいかけてくるときくらいの感じで、何でもないように笑ってた。そういうところがまず尊い。(そういうときの笑いかたがとても好き)
ややあってタクシーで彼の家まで向かうことになった。外に出て、夜風に当たって、タクシーをつかまえて。少し気分が変わった。本当にラクだった。ベッドに座ってるのと同じくらいの感じで、体もシートベルト(高速だったから)でおさえられているからどこにも力入れてなくていいし。そのまますぐに着いて感激した。なんてラクなんだろ。こんな夜のために、タクシーがあるのね。こんな夜のために、お金稼いでおいてよかった。
彼の家に着くと抱きしめてくれて、どっちがいいですか?ポカリとアクエリ。それから栄養剤。ヤクルト。それから出張先のおみやげ。それに甘いもの。
彼のほうが出張続きで疲れそうなスケジュールだったのに、こんなことしてくれるの?泣きそう。ありがたすぎる。タクシーに水分糖分に栄養剤にヤクルト。こんなソリューションがあるとは。さすがハードワークをこなすビジネスマン。最適なソリューション!(と心の中で拍手した) そして以前にも書いたかもしれないけど、体を気遣って何かしてくれるのって一番愛を感じる。
「ヤクルトで乾杯しよう」『(笑 恒例なのかな?)いいよ』「あれっ あかない」『かして』「いやいい、こうやってあける。子供の頃こうやってあけてなかった?」
アルミのところ全部中に押し込んでて笑った。
なんでそんな笑うのって毎回言われるけど、だっておもしろいんだもん仕方なくない?
そのあとも最高だった。
いまは起きて窓辺で本読んだりこれ書いたりして過ごしてる。私用の食べものもあるし、空調も保たれている。読みたい本もまだたくさんある。私、今日はこれが一番幸せ。
昨晩みたいなときのために、働いておいてよかった。(働いたから疲れたんだけどね)
働いていてくれる人がいて(タクシーも栄養剤も誰かのお仕事)、気遣ってくれる人がいて、それで夜を越えられます。大人でよかった。こんな夜のために。
【追記】
後日わかったのだけど、普通に病気で体調が悪いだけだった、、(´・ω・`)