連続運命小説を書いてみる、、時間が止まる..③
カレと目が合う、となぜだか
視線がはずせない
瞳と瞳も
接近したい、ようだ
片割れは片翼の鳥だから
ひとつにならないと
大空を舞うことができない
いつも
空を飛べるはずだと
なぜかわかっていた
遥か昔
この青い
大空を
鷹のように
優雅に
たおやかに
舞っていた
そんな記憶があるから
いったい
いつの記憶だろう
まだわたしたちがふたつに
分かれる前の
遥か遥かかなたの
記憶なのか………
あなたの瞳の奥底を
覗くと
時間が止まる
時空を超えて
別の次元に
行ってしまう
このまま
ふたりだけの
世界に存在できたら
どんなにか幸せなんだろう
ふたりで
空を飛翔する
たぶん
眠っているときは
カレとふたり
ひとつになって
宇宙空間に浮かんでいる
くるくる
くるくる
どちらが上、下
右、左ではなく
一体化して
ひとつのまあるい魂に
還って
ただ喜びにツツマレテ
回転してるんだろうなあ
地上に還るときが
きたら
またねって
喜びに満ちて
それぞれの
器に
還っていくのだろう
今日も一日
しっかり
生きよう
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