細い路地のその先には
朝の散歩をしていてふと気が付いたのですが、人が吸い込まれるように入って行く路地を見つけました。人しか通れない幅の坂道の路地を見上げて、この先には何があるのだろうと思いながらも、いつも同じ道を通っていました。
ある日いつものように歩いていると、その路地に進む人が通勤や通学の人で、のんびり散歩やウォーキングをしている人はその路地の方には進まないのです。もしかしてと思い、初めて路地へ足を踏み入れてみました。住宅に挟まれた、まるでその先は行き止まりではないかと思うような細い路地。徐々に進んでいくと、目の前がぱっと開けて見慣れた風景が見えてきました。その路地は駅へと続く近道だったのです。
同じ道ばかりをただぼんやり歩いていたら、気付かないままだったなと思いました。たまには気になった違う道を歩いてみるのも、新しい発見があり楽しいですね。