0023【所作に意識を向けて】
皆様おはようございます🌄😊💕
今日は令和3年2月23日火曜日、
天皇誕生日🎌
紀元2681年(西暦2021年)如月、
旧暦1月12日。
今年は一般参賀もなく、
寂しいものですが、
皇室の方々の凛としたお姿は、
画面を通して見ていても、
美しいものですね。
今日の一言は、
「所作に意識を向けて」です。
数年前に、
皇居の4日間の勤労清掃奉仕で、
今の上皇陛下、上皇后陛下の、
ご会釈を賜った感動が忘れられません。
両陛下は礼服着用の公務中に、
時間を割いてくださったので、
モーニングとロングドレスの
それはもうまばゆいお姿。
すぐ目の前に手を伸ばせば、
届く程の距離にいらっしゃって、
その全身から醸し出される波動が、
直接伝わってきます。
立ち姿、歩くお姿、語りかけるお姿、
どれひとつ一分のムダもありません。
静かでゆったりとしていて、
心の中まで全てお見通しの、
慈しみの目でご覧になります。
現代人は、
産業革命のスローガン、
「大量に速く安く」の影響か、
人々の行動そのものが、
変容してしまいました。
必要もないのに、
急き立てられるかのように動くので、
どうしても優雅さからは程遠く、
がさつで乱雑になってしまいます。
それでもまだ私の子供の頃は、
「静かに歩きなさい。」
とか、
「ドアは静かにお閉めなさい。」
などと、
学校でも家でも躾けられたものです。
スリッパでパタパタと歩いたり、
バタンとドアを閉めるのはご法度です。
食事に関しても、
食器をテーブルの上に、
ドンと置いてはいけないとか、
口の中でくちゃくちゃ食べてはいけないとか、
振り返ってみると、
大きな音を出すことに、
とかく大人は眉をしかめました。
立ち振舞いは「静かに」が基本でした。
私の敬愛する教育者森信三先生も言います。
人の心は外に現れる、
所作の1つ1つが心の現れだと。
心が静かでない人は、
所作も静かにできないと言います。
なるほど子供達は、
元気いっぱいで、
静かな心というものが、
まだわかっていないので、
家の中まで走り回ったり、
ドアをバーンと閉めたり、
慌てて食器を置いたりして、
怒られてしまっていたのでした。
それでも少し心得てくると、
子供ながらに静かに出来るようになります。
手足、指の先まで、
神経が行き届くようになってくるのです。
そうすると、
ちょっと大人になったような、
知らず識らずに、
心も静かに整えられてくるのでしょう。
お箸の上げ下げまで、
事細かく言うと、
今の人は、
うるさく感じるかもしれませんが、
大人になってみると、
そうした躾というものが、
有り難いと身に沁みるようになってきます。
見る人が見れば、
一目で育ちがわかるとも言います。
大人になった私達は、
自分の一挙手一投足から、
自分自身で心の状態をチェックを、
してみてはどうでしょうか。
今自分はイライラしてるなとか、
ちょっと不満があるんだなとか、
心が虚ろ、動揺している、悲しいなど、
自分自身でも気づかない、
心の状態が行動に表れていることがあります。
いつもは丁寧にする所を、
ちょっと迂闊になってしまったとしたら、
私は今心が静かじゃないんだと、
気づくことが出来ます。
常日頃、
所作というものを意識して、
心を整える。
美しい所作は、
お茶席などの限られた空間だけの、
ものではありません。
日常の中に、
美しい所作で、
心を静かに整えましょう。
それでは今日も皆様、
御機嫌よう😊💕
弥栄(いやさか)🎌
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