0027【自分を見限るな】
おはようございます🌄😊💖
今日は平成3年2月27日土曜日、
紀元2681年(西暦2021年)如月、
旧暦1月26日、満月。
今日の一言は、
「自分を見限るな」です。
スポーツの世界でも、
「自分の限界を越ええろ!」と、
よく言われますが、
論語の中で孔子が、
弟子の冉求(ぜんきゅう)に言った、
「今、女(なんじ)は画(かぎ)れり!」
が時折私の中で響きます。
論語の原文は、
「冉求曰 非不説子之道 力不足也
子曰 力不足者中道而廃 今女画」
読み方がわからなくても、
漢字を見ているだけで、
何となく日本人は、
わかってしまうから不思議ですね。
「今女画」
この3文字は、
ちょっとわかりにくいかもしれません。
「女」=「汝」あなた。
「画」=区画、画数の画という字は、
元々は田んぼに線を引いて、
自分の田んぼと他の人の田んぼを区別して、
自分の田んぼを限定する意味です。
これだけと、
自分を画っているのは、
冉求、あなたなのですよと、
孔子は仰ったわけです。
この冉求というお弟子さんは、
とても優秀で政治的な力もありながら、
孔子の説く「道」を実践したいけれども、
到底自分には力不足だと、
謙虚過ぎる冉求に、
孔子がズバッと言って聞かせた、
「今、汝は限れり!」という言葉、
これは子供と親に置き換えても、
生徒と教師に置き換えても、
よく想像できる状況ではないでしょうか。
憧れるような素晴らしいことでも、
小さな子供は、
自分に出来るとは想像もつかなくて、
「自分になんか無理。」
とポツリと言ってしまう、
そんな時、
その子の可能性を潰したくない親は、
「なぜ出来ないって今わかるの!?」
と言いたくなるでしょう。
小さな子供が見えている世界は、
とても小さなもので、
大人社会が繰り広げる、
大きな世界に比べて、
自分のことを、
小さく小さく、
過小評価してしまいがちです。
でも大人は、
小さかった自分が、
大人になったプロセスを、
辿ってきているので、
子供が子供のままである筈がないと、
ちゃんとわかるのです。
今のその子が、
ずっと未来永劫、
その小さなままではないことを、
大人は知っています。
ちっちゃな泣き虫の男の子も、
いつの間にか、
筋肉隆々のたくましい、
髭面の男にだって、
なっていたりするものです。
同じ様に、
大人になった私達も、
まだ到達したとはいえません。
30になっても40になっても、
見た目は立派な大人かもしれませんが、
幼い子供と同じ様に、
自分のことなど本当のところは、
わかってなどおらず、
子供の頃から親や教師や大人たちに、
評価されてきた自分を、
そのまま信じ込んで、
自分自身が一体何者なのか、
どれだけの可能性を秘めた存在なのか、
追求しようともしないで、
自分自身を見限っているのかもしれません。
今日の一言は、
「自分を見限るな」。
今宵の満月を見上げながら、
あのお月さまに人類が到達するなど、
想像もしていなかった時代から、
私達人間は、
いかに自分たちを見限らずに、
月着陸を果たしたかと思うと、
ロマンは果てしなく広がりますね。
顔を上げてお月さまの光を浴びると、
夢や希望がむくむくと、
胸に湧いてくるかもしれません。
今日も一日限らず、
御機嫌よう💖😊🌄
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