ミニシアターを作りたい
なんだか夢のような話ですが
映画館をね、作るのが夢なんですよ、昔から。こんな妄想の話を本日は書きます。
映画館は夢の入り口、こんなに素晴らしい場所はありません。
映画を見て、カフェでコーヒーを飲みながら作品について語って、ロビーには昔の作品のポスターが飾ってあったりして。
そんな映画館を作りたいと夢見ているのです。
こんな本もあります。
映画館を立ち上げ、運営していくなんて正直言って気が狂ってないとできないと思います。そんな映画好きたちの想いがたくさん詰まった本です。沖縄の桜坂劇場でこの本に巡り合いました。我が家の本棚のどこかに眠っているはずです。プレミアがついて高くなってしまいました。
閑話休題。私の住む街は人口約20万人以下の海の見えるちょっと賑やかな場所です。今はイオン帝国のシネコンがあるのみですが、昔は個人経営の映画館がいくつかありました。その全てがイオン帝国進出前に力尽きてしまいましたが、個性的で凄く印象に残っております。
個人経営の映画館の強みか、「真夏のホラー映画祭り」「スタローン祭り」「リーサルウエポンシリーズ一挙上映!」なんてイベントをたまにやっていました。ホラー祭りの時に死霊のはらわたを上映していましたが、1人では怖くて入れず返金してもらったのも良い思い出です。今思えばあの傑作をスクリーンで見る機会を逃してしまったのは失態でした。
映画は必ず二本立て。大作との同時上映は単品ではまず見ない作品を見ることができたので、知見が広まりました。
ランボー3と同時上映だった「ビッグショット」、ロストボーイと同時上映だった「地獄のデビルトラック(スティーブンキングが監督!)」、バトルランナーの同時上映だった「ドラキュリアン」、「クリープショー」と「XYZマーダーズ」の今となっては名監督の作品の組み合わせ、あとこれは絶対我が地域だけだと思いますが「スケバン刑事2」「ザ・ニンジャ」「死霊のはらわた2」の3本立て上映!この無軌道ぶり、若き私に刺さりまくりました。ショーコスギもまさか浅香唯や死霊と同時に上映されるとは思っていなかったでしょう。
自分だったらそうですね、ジャッキーチェン祭りは絶対にやりますね。
まずい、書いていて興奮して本題からずれてきたので愛すべき2本立て作品についてはまた別に書きます。
私が作りたいのは芸術性の高い作品だけでなく、日常の間近で非日常を味わえる作品を上映する玩具箱のような映画館です。もちろん都会のミニシアターで上映されるような作品も大好きです。若かりし頃、ストレンジャーザンパラダイスを見てなんとなく衝撃を受けた経験もあります。そういった作品も上映したいです。理想の映画館は逗子にあるシネマアミーゴ。歴史ある建物を改修した映画館です。映画館だけでなく宿泊もできカフェもある文化の発信基地です。
そうですね、文化の発信基地を作りたいのです。
そこで集い、経験をし、語り、家に帰る。
それを自分の大好きな映画作品、映画館で作っていきたいと思っているのですね。
海が見える古い建物を探し回って散歩していた時期もありました。果たして実現するのか?自分で動かなければ何も始まりません。始めるのかどうかは私が決めるのですが。
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