ラーメンを食べた話
夫とラーメンを食べに行った時の話だ。
仕事が暇すぎた私は、Googleマップで美味しそうなラーメン屋さんを探していた。
む、ここは?!
⭐︎4.5の煮干し中華そば?
うまそうではないか…
そこは朝6時から営業しているので、朝ラーメンと決め込むことにした。
土曜日の朝、夫とラーメン屋のある小さな漁港までドライブ。
車を降りると、潮の香りがぷんと香り、湿気を含んだ風が頬を撫でる。
あ、ここだ!
たどりついたラーメン屋は、昔の商店を利用したレトロな店だった。
幸い並んでいなかったので、さっそくテーブル席に座ってメニューを眺める。
お、この椅子は煮干しの入っている木箱を再利用してるのかあ。
ますます、ラーメンへの期待が募る。
メニューは、何個かあるが、私の目はこの二つをとらえていた。
煮干しそば
濃厚煮干しそば
むむむ、どちらにしよう。
一時、悩んだ上、濃厚煮干しそばにすることにした。
味が濃い方が美味しいに決まってる!
卓上の冷えた水を飲みながら、ラーメンを待つ。
ほどなくして、期待の濃厚煮干しそばが運ばれてきた。
ん?銀色のキラキラ
何か銀色のキラキラしたものが、スープに浮いている。
この時はよくわからなかったが、後で考えると煮干しの鱗であった。
スープを一口。
うわー!
煮干しの味が濃くて美味しい!
どんどん食べ進める。
しかし、段々と煮干しの苦さ、えぐみ、というものが舌に残るようになってきた。
やはり、普通の煮干しそばにしておけば良かった…
後悔しても、既に遅し。
何事も中庸、ほどほどが大事である、と思い至った話でした。
次回は普通の煮干しそばを食べます。
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