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心を曇らせるもの

誰ひとり見ていなくても、神さまは見ている。
それはかつて
ごく普通の感覚でした。
日本人は「お天道様」を畏怖することで
結果的に大きく道を外れない生き方を
できていたのです。
それが社会を居心地のいいものとしていました。
神さまはどこにおわすのでしょう。
お天道様はただ空にあるだけですか?
神さまは
私たちひとり一人の中にいます。
すべての人が神です。
お天道様も内在しています。
このことを深く受け止めれば
「黙っていればわからない」というごまかしが
どれほど恐ろしいことかわかります。
自分に嘘をつき、ごまかし続けていると
心が曇るのは当たり前なのです。


写真:魚住心


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石川真理子
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