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苦しいあり方を終わらせる

私たちが学ばなかったのは
自分をいたわることです。
その代わりに、切磋琢磨すること
鞭打って突き進んでいくことを
教えられてきました。
それこそが立派なあり方だと
私たちもまた一心に信じて
それができない自分自身を
ひどく責めてきました。
人に優しく自分に厳しいのは
美しいあり方にちがいありませんが
実際には、自分に厳しいひとは
他者にもつい厳しくなるのです。
その結果、社会はギスギスと
不協和音があちこちで響きわたる
居心地の悪いものとなりました。
もうそろそろ、終わっていい。
こんなことでは人間が壊れてしまう。
事実、壊れている人の
なんて多いことでしょう。
社会がやさしくなるように
まずは自分をいたわること。
甘やかすのではなく
ちゃんと尊ぶこと。
ひとりひとりが始めれば
苦しいあり方は
やがて終わってゆくでしょう。

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