![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/154890032/rectangle_large_type_2_01a86913b85d6f25f9a0370c56b86db0.png?width=1200)
心を旅立たせてくれる和歌
真の学びは、すべからく人生に活かすことができます。
同時に、人生に活かされなかったとすれば、
それは単なる知識で終わってしまい、
真の学びにはなり得ません。
かつての日本の教育は、知識として理解することよりも、
人生経験を積む中から体得することを
真の学びとしていたのでしょう。
その時々の心情を詠んだ和歌は、
感性に訴えかけてくるものです。
繰り返し味わっていると、今も昔も、
人の心の動きというのは、
さしてかわらぬものだということがわかってきます。
すると、生きていくうえで避けようのない
悲しみや切なさを、
せめても和歌に託したいにしえの人々が、
時を経て思いがけず寄り添ってくれるのです。
解説ありきで和歌に親しんできた人は
違和感があるかも知れませんが、
時には何も考えず、心で感じ、心を遊ばせる、
そんな楽しみ方をしてみるのもよいものです。
写真:魚住心
いいなと思ったら応援しよう!
![石川真理子](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/171879645/profile_f066ecb92b2f4af38fe95e861517135f.jpg?width=600&crop=1:1,smart)