
宇宙を美しくする真心のはんこ
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魚住心さんが撮影してくださった写真を使わせていただいているのですが、ある時から「真心」と書かれたハンコをそっと加えるようになりました。
近江八幡の齋藤江湖(さいとう こうこ)さんの作成です。江湖さんは国家認定一級技能士で、印章木口彫刻で全国技能グランプリの金賞を受賞されているほどの人。書やハンコのパフォーマンスもされていて、アーティストの側面もお持ちです。
江湖さんのお店を訪ねたのは2024年5月半ば頃。翌月6日、恵比寿で個展をひらかれた際に、ハンコをお願いしました。
それがこのハンコなのです。
「不思議なのですが、心さんと私はニコイチみたいな感じなのです。二人が合わさると、真心になる」
江湖さんに私は、そんな話をしたことを憶えています。
互いの名前からとったことがわかるように「Marikokoro」と添えて欲しい、とも。
「真心」は、書籍にサインをする際に好んで添える言葉でもあります。
なによりも大切だと思っているからです。
真は「まこと」とも読みます。そう、「誠」です。
だから「真心」は「誠の心」でもあるのです。
坂村真民さんの『まごころ』という詩をご紹介しましょう。
まごころ
天地を貫くのは
まごころ
地球を包むのも
まごころ
世界を平和にするのも
まごころ
救い難い人を救うのも
まごころ
こころは
ころころするが
まがつくと
もう万里一条鉄
びくともしない
どんなことでも
ふしぎによくなる
まごころは
差別を無くし
憎悪を消し
光のように
すべてを照らし
愛に満ち
熱い涙で
抱いてくれる
ああ
宇宙を美しくするのは
まごころ
まことのこころ
「心はころころするが真がつくともう万里一条鉄びくともしない どんなことでもふしぎによくなる」
なんて頼もしいのでしょう。
宇宙を美しく、したいものです。
それは心さんと私の共通する願いです。
「真心」のはんこに、そんな想いを込めて。



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