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青空の瞑想【ゾクチェン】
子どものころ、周囲に建造物などが少ないところや自然豊かなところで、寝っ転がったりして空をポカンと眺め続けることがありました。
しばらくすると不思議な感覚が生じたのを覚えています。
瞑想の伝統では、青空を見つめ続ける瞑想があるようです。
青空の瞑想
空をずっと見つめ続ける青空の瞑想(Sky Gazing Meditaion)は特にチベット(ニンマ派やボン教のゾクチェン)やオーストラリアのアボリジニの伝統で行われてきたようです。
やり方
「ゾクチェン 青空 瞑想」などで検索すると関連書籍が見つかります。
日本ではボン教ゾクチェンに属する方が熱心に活動されているようです。
関連動画:青空を見つめるゾクチェン瞑想
今現在は私は青空の瞑想を行ってません。
子どものころの記憶をもとに、やり方を考察してみました。
【青空の瞑想のやり方】
👉 好ましい条件
とにかく青空が好ましいです。雲も少ない方が良いです。
また建物、電柱電線なども視界に入らない方が良いです。
ビルの隙間から空を眺めても、そんなに効果的でないと思われます。
できるなら、山や樹木も視界に入らず、一面の青空のみが眼前に広がるのが好ましいと思われます。
確か、私は寝っ転がって青空を見つめることをしてたハズです。
👉 瞑想法
簡単です。次の2点をおさえます。
・青空を見つめ続ける
・感情や思考、雑念を静め、受け流し続ける
これだけです。
瞑想の時間は、20分でも30分でもいいと思います。
しかし長くし過ぎない方が良いかもしれません(理由は後述)。
瞑想の分類としては、これはひょっとするとヴィパッサナー(観)ではなくてサマタ(止)の瞑想なのかもしれません。
しかし青空の瞑想時の集中については、強すぎない方が良いと思われます。
むしろ思考や雑念を受け流し続け、作為を捨て、余計な力みは抜きリラックスするといったものに近いように思われます。
👉 瞑想時の注意
太陽光線によって目を害さないように注意して下さい。
太陽を直視したり、目を強い日差しにさらしたりはしないで下さい。
あと特に自然の中で寝っ転がって行ったりなどする場合は、病害虫には気を付けて下さい。
今日ではツツガムシ・リケッチアは全国に広まっているようだし、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)などダニ媒介感染症も恐いです。
ちなみに、エキノコックスが北海道以外に定着してしまっているようです(知多半島には既に定着しているようです)。
ヨガとか瞑想の界隈にはトンデモ自然派がいますが、自然は恵みでもあり恐くもあり、、です。
まぁ、関係ない話ですが、ヨガ、瞑想、聖者、神秘とかでもてはやされている国インドでは、現在でも毎年2万人以上が狂犬病で亡くなってます。
アーユルヴェーダも薬草・ハーブも聖者の祝福も、さすがに狂犬病には効果ないです。
自然派に狂うことなく、現実的な対応も必要だと思われます。
瞑想体験
青空を見つめ、雑念を受け流し続けていると、自然に瞑想状態になります。
生じる感覚には個人差があると思います。
・青空に吸い込まれるような感覚
・青空に溶け込んでいって自分自身がなくなってしまうような感覚
・自らの心が青空になるかのような感覚
、、、など不思議な感覚があるかもしれません。
禅や気功やマインフルネス瞑想など、よく行われている瞑想とは違った不思議な感覚が生じることがあると思われます。
注意事項 ―― 変性意識に入りやすい?
子どものころを思い出して思うところだと、青空を見つめる瞑想では、不思議な独特な、感覚、意識状態が生じやすいかもと思われます。
変性意識状態というやつです。
特に思考、雑念を上手く受け流して青空瞑想ができると、そうなりやすいかもしれません。
なので素人判断でこの瞑想を、長時間はしない方が良いのではないでしょうか。
おかしな体験をして頭のネジが外れるかもしれません。
青空瞑想を追究して長時間・長期間行う場合には、こういった瞑想によって心身にどういった状態が生じるかについて理解があり、対応法も心得ている人のもとで行った方が良いかもしれません。
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