香野kano

2024年4月に都内で第一子を出産した30代。妊娠出産を経て感じたことを綴っておきたいと思い、noteを始めました。

香野kano

2024年4月に都内で第一子を出産した30代。妊娠出産を経て感じたことを綴っておきたいと思い、noteを始めました。

最近の記事

生理が復活したので、家事育児チートデイを作った話

産後4か月で、生理が復活した。 個人的には「早いなあ」という感想だったのだが、平均的なペースらしい。 残念なことに、生理と同時に生理痛も復活した。久々の生理ということもあって、妊娠前と同様どころか、パワーアップして。 1年ほど使用しなかった生理痛用の鎮痛剤が驚く速度でなくなっていく。鎮痛剤と同時に、生理中は気力も体力もみるみる減っていく。 とにかく動くのがつらい。それどころか、ひどいときは貧血で頭はクラクラ、横になっても視界がぐるぐる。。 とてもとても頑張れる状態じゃないの

    • 来てます来てます、メンタルリープ

      最近、子が急に泣き出す。いつものやり方では泣き止まず、ずっと泣き続ける。 メンタルリープっぽい。本人に確認はできないのでわからないけど、ぽい。 これまでも、数日~1週間、ちょっと最近よくこの感じで泣き続けるな、という時期はあった。「メンタルリープ」と言われる時期に当てはめてみるとほぼほぼ当たっていたので、そうだと思うことにしていて、バタバタと過ごしている間になんだか落ち着いてくるという繰り返しだった。これまでは、それで乗り切れていたのだが、なんとまあ、今回は落ち着かないま

      • 期日前投票に行ってみた話

        「投票に行こう」と小学校で参政権を習った時から言われてきた。 「投票に行くことは政治への参加」 「清き一票が国を変える」 考え方としては間違ってない。 でも現実はどうか。実際は投票に行ったところで政治も国も簡単には変わらない。選挙の結果は一票一票が積み重なった結果だが、たったの一票差で当選者が変わることだってない。 その割に、投票に行くことはコストが高い。貴重な休みである日曜日に、雨でも雪でもわざわざ投票所まで出向いて票を入れなければいけない。しかもその日曜は、政治家の

        • クレヨンしんちゃんの「ほっぺ」について〜しんちゃん映画のススメ〜

          出産して思った。 「うちの子のほっぺ、可愛すぎる。本物のクレヨンしんちゃんじゃん!」 頬ではなく、あえて「ほっぺ」と書きたい。まあるくて柔らかく、そのままポロンと落ちそうな、ぽてぽてのほっぺ。 しかも、周りで親になった人たちがみんな同じことを言うのだ。「赤ちゃんのほっぺ、しんちゃんみたいだよね」と。小さい頃、アニメを見ていた時は、独特のほっぺたフォルムを子どもながらに不思議に思っていた。なんでこんな変な形なんだろう、と。だが、あのフォルムは、むしろ幼児ならではの顔の輪郭

          枕草子風、0歳5ヶ月の育児②〜ひたすら漏れる日〜

          朝はオシッコでオムツが決壊。 抱き上げようとして 濡れた服に気づいた時の絶望。 眠い頭のまま、着替えとシーツ剥がしが始まる。 漏れるまで水分を吸ってずっしりなオムツに お疲れ様ですと思うなど。 昼はウンチ漏れ。 便秘解消に安堵したのも束の間 冷静に周りを整え 脱がせる順番を間違わないよう黙って手を動かす。 茶色い背中をひたすら拭きとり ようやく交換が完了しても 服のもみ洗い中に彼の泣き声が聞こえてくる。 夕方は黄昏泣き。 少し離れると 姿が見えていても大泣きする。 立って

          枕草子風、0歳5ヶ月の育児②〜ひたすら漏れる日〜

          枕草子風、0歳5ヶ月育児①~とにかく可愛い日~

          朝、寝起きは一番ゴキゲン。 ふわふわと薄目を開けるところからはじまり 少し寝ぼけながらも 声をかけるとニコニコしてくれる。 こんなに可愛いものは他にはないと思う。 昼はお遊び。 うつ伏せができるようになった彼は 頭を上げた時に私と目が合うと 本当に嬉しそうな顔をしてくれる。 眠くてぐずり出したり 大きな音に驚いて泣き出したりして困ることもあるが 泣き出しそうに歪める顔すら可愛い。 夕方はお風呂。 毎日の沐浴は大変だが 当の本人は気持ちよさそうにしている。 しかし、湯船に浸

          枕草子風、0歳5ヶ月育児①~とにかく可愛い日~

          満月の夜まで、待ちなさい。

          『まんげつのよるまで まちなさい』という絵本がある。 小さい頃、よく母に読んでもらったことを覚えている。記憶の中では、好きな絵本の一つだ。 昔、この本を母に読んでもらった幼い私が「子どもって待つことが多いのよね」と知ったふうに呟いた、という話を母から聞いたことがある。幼い私が、子どもなりに本のメッセージをとらえていたのかも、と母は言っていた。 その話を初めて聞いた当時の私は、恐らく高校生か大学生くらいで、ふうん、そんなものか、幼いなりに感想を持ったんだな、くらいにしか思わ

          満月の夜まで、待ちなさい。

          「透明な困難」に気づける人になりたい

          4月に第一子を出産した。 「妊娠出産を経て、見える世界が変わった。」そんな感想は、何度も目にしてきた。妊娠中の想像以上の身体的負担、育児の過酷さや行動方法・範囲の変化など……。頭では理解しているつもりだった。しかし、経験してみたそれは、全く違った。そんな月並みな経験から感じた「#未来のためにできること」。   妊婦生活を振り返ると、悪阻は軽い方だったと思うが、初期から長時間立っているのは辛かった。後期はさらに辛く、お腹は張りがちで、乗換えのたび15分くらいホームで休憩しなが

          「透明な困難」に気づける人になりたい