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自分に合った働き方を判断する4つの軸

  1. レイヤー・視座(宇宙?世界?日本?地域?、世界観、戦略、戦術、実行)

  2. 興味・関心のある分野

  3. 得意なこと

  4. 大事なもの

まず、縦軸にレイヤー・視座がある。

これは会社内でのポジションや、社会全体を俯瞰したときのポジションとほぼ同義である。

会社で言えば、社長、事業部長、部長、課長、係長、みたいな階層。

(僕は正社員で働いたことがないので、正しいかどうかは不明だ。)

社会全体で言ったときには、何か作業をする人なのか、それとも戦術を作る人なのか、戦略を作る人なのか。

もっと言えば、ブランドの世界観を作る人なのかといった具合だ。

例えば、コーヒー屋さんを例にとってみる。

コーヒーを淹れるバリスタや焙煎をする焙煎士、ウェイターなどは、何か作業をする人に当たる。

職人といってもいい。

そうだ、職人がいい。

職人という呼び方に変更することにする。

かっこいいから。

そして、戦術を作る人は、店舗SNSの攻め方(ストーリーズを毎日更新する、ハッシュタグはこうやって使うなど)を考えたり、メニューの方向性(どんな食材を使うか?見た目はどうするか?など)を考えたりする人だ。

ここが難しいのだが、戦略を考える人は、そもそものお店の考え方を考える人だ。

例えば、他店との差別化を図ることによってお客さんを獲得しようだったり、お客さんは少なくていいから単価を上げることで利益を取ろうだったり、目に見えない概念的なものを考える人だ。

そして、ブランドの世界観を作る人は、もっと大上段になる。

スタバでいえば "サードプレイスになる" だったり、どういうお店でありたいか、という在り方を考える人だ。

これより高い視座として、こういう日本でありたい、こういう世界でありたい、こういう宇宙でありたいみたいなものがあると思うのだが、正直にいうと僕にはわからない領域だ。

なぜなら、僕の興味関心がブランドの世界観にあるからだ。

それより上の視座にあるものは、もやがかかったように曖昧になっている。

つまり、僕は日本をどうしたいか?とか、世界をどうしたいか?とか、そういった視座を求められるレイヤーの仕事に就くと大変苦しい。

ポジションでいうと、たぶん、それなりの規模の会社の社長は、ここのことを考えていると思う。

社員を抱えるような社長は、少なくとも地域規模でどうしたいか?ということを考えているように想像する。

ちょっと僕には、地域くらいならまだ考えが及ぶけれども、日本となるともうほとんどわからない。

だから、社長や市長、国会議員とかは向いていないんだろうなと思う。

二つ目の興味・関心のある分野は、わかりやすい。

業界でもいいし、カルチャーでもいいし、多分想像しやすいのが、ブログやSNSのカテゴリを思い出すといい感じだ。

僕はライフスタイルや暮らしといったことに興味がある。

衣食住と言うように、食はライフスタイルや暮らしの大きな柱の一つだ。

だから、飲食業は適職だなぁと思ったりする。

そして、飲食業で規模を拡大して全国展開するとかではなく、一個人経営の店主として、その店の世界観を作るくらいが向いている。

逆に、一バリスタや焙煎士だと、世界観から違和感を感じてしまうので、それも窮屈になる。

そして、3つ目の「得意なこと」はスキルや才能、能力、知識といったハード面の話だ。

僕はたぶんコミュニケーションが結構得意だと思う。

今noteを書いているようなテキストコミュニケーションもそうだし、対面や一対他のコミュニケーションも多分得意な方だ。

よく説明がうまくてわかりやすいと言われる。

この前も、某テレビ番組のロケがたまたまうちの店の前を通り、たまたま僕がいたので、たまたま取材を受けたのだが、そのテレビクルーの人にも言われた。

まあ、おべっかの可能性もあるが。

しかし、これまでの経歴(教員・講師業)を考えると、あながち思い上がりでもないような気がする。

だから、カフェ店主の業務はその得意な領域とも被ってくる。

ここまでの1〜3の軸で、概ね適職がわかる。

では、4の軸は何なのかというと、適職というよりは業務量やライフスタイル的な部分の判断軸になる。

自分の大事なものは何なのか。

仕事に限らず、自分の人生において大事なものは何かという話だ。

転職や独立を考えるとき。

どうしても、どういう職に就こうかというのを考えてしまいがちだ。

でも、本当に大事なのは、働きやすい、やりがいのある仕事を選ぶことではない。

人生をより良くすることだ。

人生において、自分は何を大事にしたいのか。

その答えによっては、もはや仕事をしないという選択もあり得る。

そんなん良いの?

良いんです。

くぅー。

人生にルールなどない。

法律はあるけど、それさえ守ればどう生きるかは自由だ。

つまり、仕事に就かなきゃいけないという決まりはない。

というのは極論だが、それくらい人生を左右する、自分の大事なものを蔑ろにしてはいけない。

僕にとって大事なことは、僕と僕の周りの人が笑顔で暮らせることだ。

大事なものが定義できると、働き方も大きく変わってくる。

例えば、1〜3の軸を満たしていたとしても、自分のキャパオーバーの仕事を受けると、僕も周りの人も疲弊してくる。

それは、僕の大事なものに反する。

また、バイトスタッフが必要だからと言って、友人の予定を無理を言って変えてもらい、バイトに入ってもらうとかはしない。

たぶん、バイトだと良くあることだと思う。

例えば、「この日どうしても人手が必要だから、バイトを優先してほしい……!」など、店長に言われた経験がある人もいると思う。

そういうことはしない。

なぜなら、僕の周りの人が笑顔でなくなるなら、それは僕の大事なことに反するからだ。

そういったように、仕事量やライフスタイルとのバランスをとっていく。

それは、僕の人生にとって、今後もとても大事なことだ。

人生の帰路に立ったとき。

このnoteを見返したいと思う。

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