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自分の一番の親友は自分(108)

こんにちは、紺野うみです。

「親友」と言えば――一緒にいると楽しくて、安心できて、何でも話ができて、大事なことも相談できる……そんな存在ですよね。

もちろん、同じ時代を生きる人たちの中から、親友を見つけ出すことも大切です。

でも本当は誰しも、一番に自分が自分の「親友」になってあげてほしい、と私は思っているんです。

自分を否定してばかりいる人は、そもそも親友どころか「敵」として自分をいじめている人が多いです。

いじめが自分の身近にあることは辛いものですが、自分まで自分にそれをやってしまうなんて、とっても切ないことじゃないですか。

自分の心と親友で在り続けられる人が増えたらいいなと、想いを込めて書いてみたいと思います。


過去の自分のがんばりを認める

まずこれは、大前提としてすべての人に言えることなんですけれど……「生きること」って、なかなか大変なものですよ。

自分の思い通りに事が運ぶわけでもなし、それどころか自分の魂の成長のために、いろんな試練が用意されているのが人生です。

素敵なことや楽しいことにも出会いながら、また素敵なご縁に恵まれ助けられながら、試練を乗り越えていくのが私たちのお役目だと言えます。

とにかく「生きてる」だけで、みーんな偉いんです。

ここまでの人生を振り返って、あなたにもいろんなことがあったでしょうけれど、ここまで一生懸命自分なりに生きてきたということが、最も大切な条件クリアだと思いますよ。

ぜひ、これまでの自分に対して、親友だと思って声をかけてあげてください。

「これまで、よくがんばってきたよね。ここまでやってきてくれて、本当にありがとう!」……と。

自分としては、「もっとできたんじゃないか」「大したことができていない」「結局あまり前に進めなかった」など、いろいろあるかもしれません。

でも、そうやって落ち込む誰かに、自分が親友としてかける言葉はもっと温かくていいはず。

「いや、まだまだ足りないって思うこともあるかもしれないけど、それはこれからの可能性じゃん! まずは、これまでにお疲れ様って言ってあげなよ」

励まして背中を押してあげるためには、ちゃんと認めるべくを認めて、足りないことは未来に託せるように後押ししてあげることです。


未来の自分の可能性に期待する

自分を「駄目扱い」してしまう人は、これまでの自分を否定するだけにとどまりません。

「今までも駄目だったから、これからも駄目に違いない」と決めつけてしまうんです。

「どうせ大したことはできないに決まってる」「これからもこんな風にダラダラ生きていくんだろうな」……こんな風に期待をやめてしまうから、明るい未来へ続く扉を、自分から閉めて鍵をかけてしまっているようなもの。

でも、それが「自分」じゃなくて、大好きな親友にかける言葉ならどうですか?

「何言ってんの! これからのことなのに、勝手に決めつけるなよ。信じてあげないとがんばれないじゃん!」

そうやって無条件で信頼してくれて、ときには背中を押してくれるような親友の言葉って、ものすごく力をくれますよね。

もっと素敵な自分になるためには、これが「自分」に対して不可欠だと思うんです。

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