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心の動きが成長を促す(048)

こんにちは、紺野うみです。

日々、誰かとの関わりで、心のどこかが動かされることで、私たちは少しずつ成長していく……。

それは、喜びやうれしさばかりじゃなく、むしろ哀しみや怒りや切なさなんかにも、大きなきっかけは潜んでる。

ただ打ちのめされるばかりで卑屈になってしまったら、せっかくのチャンスを無駄にしてしまうことになります。

全部、その身に起こることや取り巻くものを、抱きしめて考えてみませんか。

逃げたくなる心を、奮い立たせて。


感情を誤魔化さない

私が、かつて自分の中で「なかったこと」にして、無視し続けたのは「怒り」の感情でした。

自分自身で「怒り」や「反発」の気持ちを抑え込み、「何でもない風」を装うことで、心を麻痺させ鎧を着せていたのです。

でも、その行為は自分の心を正しく理解できないばかりか、成長の機会すらも奪う行為……。

それを無意識に続けていたために、自分の本心が本気でわからなくなり、とても大変な想いをしたものです。

人が誤魔化してしまいがちなのは、一見「マイナス」に思える感情です。

直視すればダメージが生じてしまい、うっかり避けて通りたくなってしまいそうなところですが……。

ここは、その痛みも含めて、素直に一度抱きしめてしまうことです。

「ああ、私は本当は怒りたいんだなぁ」とか「ああ、今はとっても淋しい気持ちなんだ」とか、できる範囲の中でいいので、「自覚」をしてあげることが大切なんです。


感情を丁寧に味わう

もちろん「喜」や「楽」も、全力で味わいましょう!

よく、ひねくれて「別にうれしくないやい!」とか「なーんも楽しくねぇ」なんて言ってしまう人もいますけれど。

素直な心に聞いてみて、それが単なる天邪鬼なら……こんなに勿体ないことはありません。

自分の心の喜びも楽しみも、自分自身の思い込みでなかったことにしようとしてしまっているのですから。

素直さというものは、対・人相手で言われることがほとんどですが、自分自身相手にも「素直であり続ける」ということは、実はかなり重要です。

今の自分が何を感じ、何を考え、生きているのか。

それを見失わないことが、あなたの心を大きく育てるコツなのかもしれません。


「そつなく生きる」は修行の放棄

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