ライブ活動再開への道!!
フルーティストの妻と僕のユニットkonnoduoは今年で結成18年にもなります。コロナ禍以前は一応色々な所で演奏させて頂いておりました。殆どがイベント等での出張演奏だった為ジャズやボサノバ等のスタンダード曲がメインでしたが、たまにオリジナル曲のみのライブもしていました。
でも今現在はというと…。
皆無です。
末席でも音楽に携わる者としては、人前で演奏する機会が全くないというのはやはり寂しいものです。
なのでライブ活動を再開したいと思っています…うん、そう。思ってはいます。でも現実という巨大で冷たい壁が聳え立っています。
何が問題って動員力ですね。
自慢じゃありませんが僕たちkonnoduoは18年も活動しているのにファンの方たちを全く獲得出来ておりません。本当に誇張ではなく全く完全にゼロです。なので、もし何処かのライブハウスにブッキングしても、お客様ゼロという状況が高確率で起こり得ます。これはかなり悲惨です。
これではライブやるのなかなか勇気要りますよね。でもまぁ知り合いの方達にお声掛けして2〜3人くらい来てくれたら、あとは対バンのお客様が数人いれば、小さなアコースティック用の箱であれば何とか最低限の体裁は保てるかなぁ?でもそんなんじゃお店に申し訳ないですよね。さすがに持ち出しはダメだし…。
まぁでも一応ですね、もしもの時の為に、ギター兼Voの僕と、Fl兼Voの妻の2人だけでどうやったら空間を音で埋められるか?とか色々と考えてはいまして…。普通にエレガットとフルートだけでボサノバを弾き語りするのでは新鮮味がないし、他にも大勢いそうですし…。
そこでちょっとヒントになったのがBill Frisellさんのギターです。
僕もエレガットではなく鉄弦(Gibson L-5ces)でリバーブやコーラスやディレイなど空間系のエフェクトをちょっと深めにかけて箱の空間をギターの音で満たしてみたらどうだろうか?と思いつきました。
コードのバッキング自体はほぼボサノバギターの所謂バチーダ奏法ですけど、ややアルペジオ気味な感じで、浮遊感を持たせて、ポップでもボサノバでもジャズでもない新しい何かという感じで表現出来ないだろうか?と。
実は先日祐天寺の僕らの主催している教室でちょっと試してみたんです。スローな曲だと幻想的な感じにもなりかなり良い感じでしたが、タイトで速めの曲は当然ながら切れ味がスポイルされてしまう感があり、そこをどう表現するかが今後の課題として浮かび上がってきました。
しかしこのアイデアは、僕がここ数年ずっと悩んでいた「エレガットかフルアコか?」という問題にようやく終止符を打ってくれそうな気がしてワクワクしています。
あとはとにかく動員だなぁ。
いやーお客様に喜んで頂けるライブが出来たらなぁ。