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レイモンド・カーヴァー的恋愛の終わり方ってどんな感じ?

村上春樹さんが翻訳している事で日本でも人気が高いレイモンド・カーヴァーさんですが、カーヴァー的世界を説明せよと言われたら何と答えますか?

僕なら…なんか捉えどころがあって無い様な、静謐感と言うか、静かな日常の中での人々の気持ちの変化とか…上手く説明出来ないけど、でも読み始めたらいつの間にか引き込まれてきっと最後まで読んじゃうよ。って答えます。僕は「収集」という短編が特に好きなんですけど。

さてそんなカーヴァー作品に影響されて書いた歌詞があります。

「adieu」というタイトルです。
先ずは英語Ver.

when you say goodbye,
the curtain shook in the wind and she said

"Shall we decorate the room with some roses? again"

I don't know why, but she said.
she brought a rose from the yard.
and she took out the vase in the cabinet 

when you say goodbye,
cat sleeping on the couch
woke up and he went out to the yard.
I put the magazine on the desk.
and I waited for a long time after your story.
but no words were ever spoken from your mouth.

drowning in sweet fragrance and wine, we spend the night
but now, this room is dark and quiet, like in a tired whale's stomach.
there is no one there. the end is about to begin

adieu

これの何処がカーヴァーなんだ!
とお感じの方もおられるでしょうが、僕としては彼女と僕がいる部屋の静かさとか、彼女の行動がカーヴァーっぽいと感じるのです。

そして日本語Ver.

さよならを上手く告げるにはクチナシの花を飾ればいい
涙浮かべた瞳に映る白く咲いたクチナシを

朝もやの霧の街中をあてもなく1人で彷徨う
涙浮かべた瞳に映る過ぎ去りし栄光の日々

甘い香りとワインに抱かれ2人朝まで溺れ堕ちた夜
もう二度と戻らない…adieu

翻訳ではなく違うほぼ歌詞です。
これは流石にカーヴァーっぽくないですね。
どっちかといえばチャンドラーの方がまだ近いかも…。

今回のnoteはこんな感じです。
聴き比べて頂けたら嬉しいです。
ではまた。


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城南画報
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