誰も知らない訳ではないけど、そんなにヒットした訳でもない個人的に好きな映画アレコレ。
1.ビューティフルガールズ
96年のアメリカ映画。出演ティモシー・ハットン、マット・ディロン、ナタリー・ポートマンなど。
内容はまぁ、いわゆる"同窓会もの"です。でもよく有りがちな、久しぶりに再会した同級生と恋に落ちるという設定ではなく"高校時代はクールだったのに、冴えない大人になってしまった自分達"という視点なので面白いですし、僕は感情移入しやすかったです。もちろん言うまでもなく僕は高校時代もクールじゃなかったですけれど。
映画の終盤、同窓会込みのクリスマス休暇が終わり故郷の街を去ろうとするティモシー・ハットン演じる売れないピアニストに対して、同じく全くうだつの上がらない同級生の一人が
「stay cool. stay cool forever.」
と言います。
僕がこの映画の中で一番好きな台詞です。僕にもこんな風に言ってくれる仲間がいたらどんなに良いだろう…と思わずにはいられません。友達ってイイよな。…と。
2.パターソン
2016年のアメリカ、ドイツ、フランス合作?
出演アダム・ドライバー、永瀬正敏他。
ご存知ジム・ジャームッシュ監督作品なので、この中に入れて良いのか微妙ですが、これこそジム・ジャームッシュワールド全開って感じで僕はずっと安心して観ていられました。
この映画の核となるテーマは詩です。ジャームッシュ作品では詩というのは重要なモチーフとして度々使われていると思います。ジョニー・デップ主演のデッドマンもそうでした。
内容は詩人の路線バス運転手の1週間を描いたもので、特にコレと言って大きな出来事が起きる訳ではないのですが、好きなんですよねぇ、この静かな感じがなんとも言えず堪りません。
他にもスモークとかエド・ウッドとかエル・マリアッチとか色々あるのですが、それはまたの機会に。
僕、こんな曲を作っている人です。