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現代のジャズにはimprovisationは要らない⁉️

いやいや、improvisationこそがジャズの魅力でしょ?って意見もごもっともだと思います。

ジャズと言っても色々ですが、今回はコルトレーンさんとか、ウエス・モンゴメリーさんとか…今となってはクラシックなモダンジャズに限定してお話ししたいと思います。ロックの融合したフュージョン系やクロスオーバー系…或いはクラブジャズとかヒップホップ系等は除外します。一番人気のあった黄金時代のジャズを対象とします。

さて、現代のジャズファンはマイルズ・デイビスさんやチャーリー・パーカーさんの演奏を生で観る事は残念ながら出来ません。あの時代のジャズジャイアント達の多くは既にお亡くなりになっているからです。なのでその素晴らしく完璧な美しいimprovisationはCDやレコードやspotify等でしか聴く事が出来ません。

しかし、もし誰かが…現代に生きる現役のジャズミュージシャンの誰かが、そんなジャズジャイアントの演奏を完璧に再現していたら…ちょっと聴いてみたいと思いませんか?

僕の個人的見解で恐縮ですが、improvisationとは作曲と同じで、人々に耳を傾けて頂くには、演奏者(作曲者)にある程度のネームバリューがないと難しいと感じています。もっと言うと、ある程度の地位を築いた者のみがimprovisationや自作曲に耳を傾けてもらえるという事です。どうやって地位を築くかは別として。

しかも現代は50年代や60年代と比べ、時間の流れが違います。現代人はより忙しく、より急いでいます。またエンターテイメントの種類やその楽しみ方も多様化が進んでおります。

従ってジャズジャイアントではない、現代の人間が演奏するimprovisationよりも、例えばチャーリー・パーカーのアルバムを完全再現したコンサートの方が需要があると考えます。

昨今はレッド・ツェッペリン等の70年代ロックも古典化の傾向が見受けられます。従ってジャズも…いや、ジャズジャイアントのimprovisationこそ、モーツァルトやバッハやベートーヴェン等のクラシック音楽と同様に古典としてそのまま再現していく…というのはどうでしょうか?



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城南画報
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