レスポールについての考察
レスポールといえばギブソンですね。元々はレスポールさんというジャズギタリストとギブソン社の共同開発したモデルなので、その生い立ちから厳密に言えばレスポールはジャズギターという事になるのかも知れません。
しかし、現在では誰もが"レスポールといえばハードロック"というイメージがついていますね。
私自身の話をすると、高校時代から20代前半までの7〜8年程ゴールドトップのレスポールを使用しておりました。高校の文化祭からライブハウスに至るまで全てこのレスポールでした。かなり酷使してしまったので最後にはフレットはすり減り、ストラップのエンドピンのネジは折れ、ジャックプレートも割れ、ボディはキズだらけになってしまっていました。
さらに私のレスポール、実はギブソンではなく"オーヴィル バイ ギブソン"と呼ばれるモデルで確か寺田楽器さんの製作によるものだったと思います。本家ギブソンは30万円程したので、とても手が届かなかったのです。因みに47歳になった現在でもギブソンのレスポールは所有した事が有りません。SGやアコギやフルアコなら所有歴があるのですけれど。
何故レスポールは人気機種となり得たのか?以下にいくつかその理由と思しき点を挙げていきます。
1.音が太い。
ボディに音が詰まっている感じと言いますか、出目がジャズ畑なので、単音でもホーン勢に負けない粘りと腰のある音色が出せます。特にフロントPUの音はその傾向がより強まります。
2.ネックが短い。
レスポールのネックは例えばストラトキャスターと比較すると、少し短い事が判ります。なので手の小さな方は弾きやすいと感じるかも知れません。ギブソン社には、バードランドというギターもネックが短く、複雑なコードも抑えやすいとの評価もあります。しかし、これは人によるのでレスポールやバードランドのネックは窮屈で弾きづらいと感じる方もおられるでしょう。
3.ルックスが格好良い。
これも好みに寄りますね。格好良いと思う人もいれば、ダサいと思う方もいるでしょう。個人的には格好良いと思います。
4.使用している著名人が多い。
一般的に、ギターを購入する時は、憧れの誰かが使用していたからという理由が一番多いと思います。レスポールは特に愛用者が多いですよね。私も実はジミー・ペイジやスラッシュに憧れて買ったクチです。
では続いてレスポールのウィークポイントを書いてみます。どんなに良い楽器でもウィークポイントはあるものなので。
1.重い。
レスポールは重いです。多分普通のギターより1キロくらい重いって感じます。肩凝りますね。演奏時もそうですが、運搬時もシンドイです。
2.お尻が大きくて座って弾くとヘッドが上がる。
元々ジャズギターなのに座って弾きづらいんです。お尻が大きい割に、前部分が小さいので後ろが下がっちゃうんです。
ウィークポイントはこのくらいですね。
レスポールって良いギターですね。
私、こんな楽曲を作っており者です。
私の創作活動の対価としてサポート頂けましたら、今後の活動資金とさせていただきます。皆様よろしくお願い申し上げます。