応用情報技術者試験の勉強方法
こんにちは、今回は私が応用情報技術者試験に合格した経験を記録しておこうと思います。
受験当時の私のスペック
学生時代にITパスポート、基本情報技術者の資格を取得
新卒でIT会社に入社し、2年間ほぼ研修の日々を送る
その後、3年半ほどIT業界から完全に離れる
再びITに関わりたく、ITの基礎(C言語)を教える教員として勤務して3年
応用情報技術者試験合格は職場で立てた目標
応用情報技術者試験とは
応用情報技術者試験は、情報処理の応用知識を問う試験で、ITSSではレベル3に位置付けられています。受験料は7500円。試験は午前と午後の2部構成で1日がかりの試験です。合格するには午前問題、午後問題ともに60%以上の得点が必要になります。
6回目でついに合格
令和元年度の秋期から計6回受験しました。当初はここまで長く続くとは思っていませんでしたが、「目標を達成したい」という根底の思いが諦めない原動力になったのだと思います。
初回の受験は「実力試し」として3日前から午前問題の過去問を叩き込んだだけ。なのに午前問題は合格点に届き、午後問題も50点を超える結果に。これは2回目で受かるだろうと思っていたのですが結果は不合格。3回目はそれなりに勉強をして臨んだものの点数ダウン。ここでやる気がなくなります。ほぼ勉強せず臨んだ4回目。受験後の見直し中に午後問題は選択する問題次第で合格の可能性があることに気づき、再びやる気が戻ります。単純です。5回目は「やるだけのことはやった」と思えるくらい勉強し、経過記録もつけて取り組みましたが、あと3点足りず不合格。「もう向いてないんだ」と勉強を諦めました。
そして迎えた最終6回目。この頃は転職も考えており、「もう自己目標は達成しなくていい」と思っていましたが、逆にそれが功を奏したのか、ぎりぎりで合格。初めて選んだプログラミングや組込みシステム開発が得点源となり、自分でも驚く結果となりました。
使用教材
■■■午前対策■■■
IPAに掲載されている過去問10回分をA4用紙に約8問、裏表印刷
1枚解いたら解答を確認。基本的には丸暗記だけれど気になった問題は解説を調べて解き方を確認。私の場合、基本的なIT知識はあるため有効な手段だったのだと思います。
応用情報技術者試験ドットコム 過去問道場
5回目の受験から使用しました。勉強は紙派だったので敬遠していたのですが、使ってみると便利でもっと早く利用すれば良かったと思います。
■■■午後対策■■■
応用情報技術者パーフェクトラーニング過去問題集
多くの問題集が出版されていますが、私は分野ごとではなく試験1回分ごとに問題に取り組みたかったため過去問を使用しました。iTEC社の問題集が好みで緑本(重点対策)の使用も考えたのですが、あの分厚いのはやり切れないと思い使用することを辞めました。ITパスポート、基本情報技術者取得時はiTEC社の問題集を3回くらい繰り返してたなぁ。
出るとこだけ！応用情報技術者[午後]
シンプルな解説で分かりやすく、勉強すべき優先度もランキング順になっていて明確であり、好みなテキストです。私は1位と2位のみざっと学習するのに使用しました。
■■■直前対策■■■
応用情報技術者 合格教本
最後にあるサンプル問題(模擬問題)のみ使用しました。
勉強方法
6回目の受験で合格していますが、5回目受験時の勉強が合格に繋がったはずなので、こちらを記録しておきます。
勉強期間としては、約2か月間。午後問題の対策に集中しました。自分の得意分野を見極めるためにまずは3年分の過去問を全分野解きました。どの分野を選ぶかをしっかり見定めることで、合格への道が開けたのだと思います。
～2か月前
出るとこだけ！ 「1位：サイバー攻撃」「2位：システム監査」読了
過去問道場260問 正答率68.5%
令和3年度秋期(2021)試験を解く
～1か月前
過去問道場 248問 累積正答率69.7%（間違えた問題のやり直しもする）
令和3年度春期(2021)、令和2年度秋期(2020)試験を解く
～2週間前
令和元年度秋期(2019)、平成31年度春期(2019)、平成30年度秋期(2018)試験を解く。選択問題次第で確実に70%以上の点数が取れている状態。
～前日
平成30年度春期(2018)試験を解く。点数が伸びないシステムアーキテクチャと組み込みシステム開発の勉強はもうしないと決める。
平成29年度秋期(2017)、平成29年度春期(2017)、平成28年度秋期(2016)試験を解く。全体の正答率が下がってしまい気の緩みを感じて今一度気を引き締める。
過去問道場でセキュリティ、システム監査全265問 正答率82.3%
合格教本のサンプル問題を解く。午前81.25%、午後64.1%で点数も時間も足りると自信をつける。
最後に
6回の受験を経てようやく合格を手にすることができた私ですが、本当よく受け続けたなと思います。「向いていない」と感じても、諦めずに続けることが最終的には実を結ぶということを学びました。
成功するかは時の運。失敗したときは原因と新情報を得るチャンス。失敗を恐れずに挑戦し続けるポテンシャルを持つ人たち特有の考え方。
もしこの記事を読んでいるあなたが応用情報技術者試験に挑戦しようとしているなら、少しでも参考になれば嬉しいです！応援しています！