トルコ旅行(12) カイマクル地下都市
カッパドキアにある、カイマクル地下都市です。
作られたのは紀元前だそうで、敵から隠れて身を守るためのものでした。後には、最初期のキリスト教徒も迫害から逃れてここに逃げ込んだとのこと。
いくつもの狭い部屋が、縦横無尽に入り組んだ狭い通路で連結されていて、複雑な立体迷路のよう。何と地下8階まであるそうですが、現在観光客が入れるのは地下4階までの一部エリアです。
地下深い空間なので寒いかと想像していたのですが、実際にはそうでもなく、程々に過ごし易い程度の涼しさでした。
敵が攻めて来た時のために、通路はかなり細くなっていて、大半は人ひとりがやっと通れる程度の幅しかありません。また、侵入者を遮断するために、巨大な車輪のような回転式の扉も作られています。なかなか強固な守りに思えます。
避難場所であると同時に、生活の場としても使うために、礼拝の場所や、厨房、貯蔵庫なども作られています。
面白いのは、こんなにも狭苦しい場所なのに、ワインを作るための設備がしっかり用意されていることです。ぶどうを潰して絞った果汁が流れて一箇所に注ぎ込むような、立体構造が見られます。そこまでして酒を飲みたいものなのか、と下戸の私はつい思ってしまいました。
[2024/06/28 #トルコ #カッパドキア #カイマクル地下都市 #Kaymakl ıYeraltıŞehri ]
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