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トルコ旅行(5) エフェソス遺跡
セルチュク近郊にある、エフェソス遺跡です。
紀元前11世紀頃に作られ始めた都市で、最盛期には25万人もの人が住んでいたそうです(最盛期の春日部市よりも多い)。実際に今残っている遺構だけでも非常に広大で、炎天下の徒歩での見学はなかなか過酷なものでした。
街の門(アーチは頑丈で後世に残りやすい)、公衆浴場(どの街にも必ずあった)、会議場(半円形の石の階段席)、トイレ(当時既に水洗、社交場でもあった)、図書館(今見ても実に見事)、市場(当時はアーケード街だった)、娼舘(を示す広告)、高級住宅(天然石のモザイクタイル床が現存)、大劇場(かなり巨大)、等々、かなりのものが現存・復元・修復されて見学できる状態になっています。特に図書館の建物は保存状態がよく、今見ても堂々たる風格です。
石と言うものは長年残るものだと、改めて思いました。屋根など当時はあった筈の木製のものは失われ、石製の部分だけが残っている訳です。積み上げた石柱を固定するために隙間に鉛を溶かして注入するなど、当時は高等な建築技術があったそうです。
なお、路面の大半には大理石が敷かれており、長年の摩耗で表面がつるつるになっていて、かなり滑りやすいので、ただ歩くだけでも慎重さを要しました。
ギリシャ人が作りローマ帝国に征服された街であるため、散在する石に刻まれた文字がギリシャ文字だったりラテン語っぽかったりと、それだけ見てもこの都市の激動の歴史が伝わりました。
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[2024/06/25 #トルコ #セルチュク #エフェソス #EfesAntikKenti ]