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トルコ旅行(31) トルコ料理

トルコ料理と言うと、世界三大料理の一つと言われていて、非常に楽しみにしていました。

食事のパターンとして、サラダ、スープ、肉料理のプレート、パン、デザートが出ます。

サラダは、レタスやニンジンやトマトなどを刻んだ見慣れたものですが、味付けはオリーブオイルだけ、またはせいぜいレモン汁程度です。

スープは、レンズ豆やひよこ豆など豆類をすり潰したものが多かったです。こってり系に見えて実はそうでもなく、概ね薄味で美味しかったです。

肉料理すなわちケバブ(Kebaplar)は、鶏や羊や牛が、塊ではなく、小さく切り分けた状態で、しっかり濃いめに味付けされています。シシ・ケバブ(Şiş Kebabı)すなわち串焼きや、キョフテ(Köfte)と言う肉団子として出たりもしました。

肉料理のプレートの付け合せとしてもれなく、サーデ・ピラウ(Sade Pilav)と言う米と小さな茶色いパスタを油で炒めたピラフ的なものか添えられます。日本の米飯とは完全に別物で、あくまでもおかずの一品としての扱いです。これに大抵は、フライドポテトが組み合わされます。更に、ユフカ(Yufka)と言うクレープ生地のようなシートが添えられていたこともありました。

パンは、エキメッキ(Ekmek)と言って、平たい円盤状にこんがりと焼かれたものが多かったですが、時々フランスパン風のものもありました。これが丸ごとあるいは切り分けられて、籠に盛って出てきます。他に、ピデ(Pide)と言うピザのような料理もありますが、薄い長方形です。

デザートのスイーツは、概して物凄く甘かったです。バクラヴァ(Baklava)と言う小さなパイをシロップに浸したようなものを始め、シロップや蜂蜜をこってりとかけたものが多く、かなりの甘党を自負して来た私でさえ、甘すぎて参りました。一方で、フルーツはどれも美味しかったです。特にスイカ、アメリカンチェリー、桃など、後述の通り調子が悪い時でも食べ易くて救われました。

飲み物は、水やチャイ(紅茶)も含めて、必ず有償の別注になります。イスラム教の国ですが、お酒は普通に供されますし、現地の人も飲んでいます。ワインの他に、ラク(Raki)と言うぶどうの蒸留酒が有名だそうですが、下戸の私は残念ながら飲んでいません。

さて、当初はそれぞれの食事を大いに楽しんでいた私ですが、数日後からじわじわと胃腸の調子が悪くなってしまい、旅程の後半はあまり物を食べられない状態になってしまいました。全体に油が多かったせいか、独特の香辛料のせいか、原因は分かりません。好き嫌いもなく大食いの私としては、こんなことは国内国外を問わず初めてです。同行した他の皆さんは調子よく食べていたようなので、あくまでも私の胃腸に合わなかったと言うことです。ちょっと勿体なくかつ残念でした。

[2024/07/02 #トルコ #トルコ料理 #T ürkmutfağı ]

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