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宿はなし

おはこんばんちわ。

宿はなし 今日も川のそば
暮れゆく 夕凪をながめれば

すっかり秋の気配
金木犀が急に香りを放ち
虫の音が夕方に鳴り響き
あたたかい汁ものが胃に染みる季節

そんな時、ふと聴きたくなる曲「宿はなし」

京都音楽博覧会の最後の曲として流れる印象があり、京都で野外で聞くこの曲はくるりの秋を表す1曲に成り上がった
自分の中で大好きな2nd アルバム「図鑑」の最後に収録されており、締めの曲感が伝わってくる

昨日の練習試合のこと
男子ソフトテニス部を顧問として受け持っている自分は、テスト明け・今週末の地区新人戦に向け練習試合を予定していました
生徒には事前に、このタイミングでの練習試合での目標として
①勝ち癖をつけてほしい
②負けそうな試合でも踏ん張って勝ちにつなげる
③最後まであきらめない
ことを望みながら送り出した

雨の中行われた練習試合には、1校は選手のインフルエンザ等で参加できなかったが、自校も含めた3チームでリーグ表を作って回していた

あるペアがうまくいかず、ゲームが終わって下級生が泣いて戻ってきた
原因はペアからの罵声
勝ちたい一心で強い口調で檄を飛ばした
受取り手の生徒も一生懸命プレーはしたが、力を発揮できずに敗れてしまった

ゲーム後すぐにそれぞれに駆け寄り、言葉をかける
Aへ「勝ちたい気持ちが出すぎていて、人を追い込むような物言いで迫っても、その人は成長するどころか委縮してしまっていいプレーなんかできっこない。言葉の選び方を考えなさい」
Bへ「新人戦を終え、来年の総体に向けた動きが今後ある。ペアの解消も含めて考えよう。一生懸命プレーしていることも見ていてわかる。のびのびプレーできるチームつくりをしていく」

こうなってほしくなかった
そのために声をかけながら、気にかけながら接してきてこうなってしまった

昨日からずっともやもやしている

どこが悪かったのか
どうすれば良かったのか
チームとしてどう共有すればよかったのか
自分の対応は最善だったのか

暮れゆく 夕凪をながめれば
今日も一日が終わる

鈴の音は抱いた体の腫れた傷だけを癒そうぞ

Aは練習中に足首を痛めており、最近になって全力を徐々に出せるようになってきた
そんな中でペアのプレーにしびれを切らしての発言だった
人と人とがぶつかり合うことはしょうがない
ただ、相手を傷つけるような言動はダメだ
リスペクトにかける行動だ

相手をリスペクトして行動することを、生徒に伝える難しさ
モノではなく、ヒトの成長に伴走する教員の仕事の難しさを感じた出来事であった。

お体ご自愛ください
では、また次回。

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