人生ハードモード選手権
エンタメです。不幸自慢や恨み言ではありません。
世の中には生きづらさを訴える声があふれている。
その1つ1つを取り上げてみると、わかりみが深いものも有れば、
当事者でなければ中々想像しにくいといったものもある。
様々な生きづらさを考えてみる試みとして、筆者の身の上を振り返りたい。
初めに断っておくが、筆者はとても恵まれた境遇であったとも言える。
一応は五体満足に生まれ、円満な家庭で愛情を受けて真っすぐ育ち、大きな病気や事故が無いまま成人を迎えた。現在、仕事や家庭など人並みの生活環境であり、それ以上に自覚している幸福度は高めである。
しかし、思い返せばそれなりにハードな条件ではあったように思う。
それは以下に挙げる4つの要素による(4つの呪いと呼ぶ事にする)。
1つ1つはどれを取っても自己責任ではないものの
「だから何なのだ?」と言われてしまう普遍的な事ではあるが、
相乗効果というもので結構面白い感じになっている。
あまり馴染みは無いが、人生をカーレースで競うようなものだと捉えて例えてみたい。
第一の呪い:ロスジェネど真ん中
ご存じ不遇な世代の代名詞。就職難や生活苦はもちろん、あらゆる時代の節目で恩恵からは漏れ、ちょうど泥を被り、今後も浮かばれない事が確定している。止まない雨ってあるんだね。同世代間で格差が大きく分断が進んでおり、団結がままならないため人口の多さがメリットにならず、ライバルが多いというデメリットだけになってしまっている点でも良くできている。
天候:土砂降り
第二の呪い:田舎生まれ
文化的なものに触れいにくい地域で生まれ育った。レベルで言えば電車が1時間に1本。これにはいい面と悪い面が両方あり一概には言えないのだが、得られたものと得られなかったものとを比べると個人的にはややマイナス。
第三の呪いとシナジーする。
スタートライン:半周後ろ
第三の呪い:性格タイプが社会に向いてなさそうなやーつ
この場では明言しないが、MBTIのエンタメノリでは色々言われている。道をかなり選ばなくては苦労しそうなタイプに当たる。
ヒントでエニアの△594と言えばここを見ている読者ならお察しであろう。人生選びでインコース以外は悪路になっているが、田舎にいたままでは選べる道などありはしない。悪路を強引に行くか、順位を遅らせてインへ入るかになる。筆者は真ん中を取ったという恰好か。
路面:砂地
第四の呪い:クロノタイプが超夜型
これも生まれつき遺伝子で決まっていて変わらないらしい。
世間が活動を強いる日中は調子が出ない。力を発揮できる時間帯は深夜に限られるため、学業や重要な試験などもポテンシャルの70%で臨まなくてはならなかった。社会人になってからも生活リズムと戦い続ける羽目になる超夜型。毎朝きちんと起きていても誰も褒めてくれないので、筆者は自分で自分を褒めるスキルがカンストしている。
マシン:レース中のみアクセルが踏み込めない仕様 ←どういう事やねんッ!
以上、4つの呪いをレースに例えてまとめてみると「なんだこのクソゲーは」という感想になった。筆者は現在、自分の順位にある程度納得しており、あまり生きづらさを感じてはいないが、昔はそれなりに悩んだ時期があったことを忘れてしまっていたようだ。
あなたが受けた呪いは何ですか?