やさしくされるヒト
五億円のじんせいという映画を観ました。
心臓病を患い心臓移植のため資金を募り渡米。手術は成功する。
日本人の一生で平均二億ぐらいは稼ぐらしい。が、この少年は一生で五億ぐらい稼がないといけない計算になるらしい。
大体プラマイ0で人生を終わるというのだ。
小さい時から有名人で何かと注目されてしまう。希望の子として扱われるのだ。その大きな期待と借金みたいな物を抱えながら立派なふりをしながら生きていたのだ。
が、ある日旅に出るのです。そこで稼ぐ喜びやら人に騙されるやら童貞を奪われそうになるやら、いろんな事がありまして、ある人にこんなことを言われます。
やさしいヒトとかやさしくないヒトとかはいない、やさしくされるヒトとそうじゃないヒトがいるだけだ。と。
彼はやさしくされるヒトだったのです。
こう言ってくれた人にも助けられ、思い返せば旅の途中いろんな人に助けられたのでした。
助けられたいですよね。やさしくされたいですよね。でも、そう思って人と接する人は大概そうはされないですよね。
持って生まれたモノってありますよね。どうにもならんモノってありますよね。
そこをなんとか自分で環境を整えながら生きようとすると、ひっとしたら、やさしくされるヒトになるのかもしれない。
いい映画でした。