No.29|百日行願29日目(2024年8月31日)

百日行願、二十九日目。

今日も命を頂きました。
ありがとうございます。

親を恨み、社会を恨み、他人を恨んで生きてきた私が、なぜ自分の命を喜べるようにまでなったのか、今日はその辺りのお話をなるべく丁寧に書きたいと思います。

とにかく自信がなかった。
これで良いのだろうか。
もっと他に良い案があるんじゃないだろうか。
自分の勉強不足なだけで、もっと最善の策があるんじゃないだろうか。

それを教えない親、社会、上司、同僚、大切な人。
私が悪いんじゃない、周りがどうしようもないから、私は最善策を選べないんだ。

その欲は30歳を過ぎても膨らみ、インターネットの効果も相まって、私はネットの世界へと没入しては彷徨いました。まだ知らない最善策を探し求めて。

と同時に、現実世界ではお取次を頂き続けた。悶々とした気持ちを抱えて。

親との関係も一向に良くならない。むしろ話せば話すほど溝は広がるばかり。

そのとき、どんな言葉を投げかけられて関係性が悪化していったか。一例を聞いて頂きます。

どうしてそう受け止めるかなぁ

さも私の受け止め方を『否定』されているようでした。

今ならわかるんです。私の受け止め方の是非が。でも、当時は……。

正直な私の気持ちはこうです。

お前(親のこと)にはわからないよ、私の気持ちなんて……

お読みの皆さんも、話の趣旨がズレていることにお気付きでしょうか。そうです。ズレているんです。

私は「受け止め方」なんて気にしていない。

私の受け止め方を否定されている=大切な人(親)から私は否定されている

むしろ、当時の私にとっては大切な相手から『受け止められていない感』が大問題だったのでした。

それを、取次では補填して頂きました。もちろん、私の「受け止め方」を全面肯定されたことなんて、ただの一度もありません。

投げかけてくれた言葉は次のとおりです。

・それは辛かったね
・お察しします
・一緒にお願いしていこう

それはそれは辛抱しいしい受け止め続けてくださいました。

どこまでも、私の「受け止め方」を正すのではなく、否定するのでもなく、ただ『私』という存在自体を受け止めてくださいました。

すると、私の『受け止められていない感』が落ち着いていったのです。

でも現実問題、私にとってかけがえのない親に対しては……?

それは、取次者と一緒に、お願いしながら、立ち向かっていった、ただそれだけなんですね。

すると、時間が私を癒やしてくれました。私と、それから親もですね。

どこまでも『受け止められていない感』を抱いていた相手(親)の立場も、私が慮れるようになっていったのです。

言葉にするとこうです。

親も至らないながらに、一生懸命、どうしようもない私と対峙してくださっていたんだよな。まっ、仕方ないか……。

そうして、親に対して私の心から出てきた言葉が次のような言葉でした。

ずっと、目の前に居てくれてありがとう

目の前で起きる何かしらの出来事に対して「受け止め方」は千差万別、いろいろとあることでしょう。

でも、私はお取次を頂いて、それは大したことじゃないということを学びました。白だろうが、黒だろうが、むしろどっちだって良いことだと。

それよりも、あなたが大事なんだ、あなたが大切なんだ、そう思ってくれる人が世の中に一人でも居たのかと感じられること、まさに『受け止められていない感』が払拭できたなら……。

自分を肯定できます。
つまり自分を信じられる、
まさに字のごとく、それは自信へと繋がりました。

すると、私の最善策の探求の熱が急に冷めていったのです。

今では『今が最善』と思えるようになり、焦らない毎日になりました。

どうしようもない過去も、人に迷惑をかけ続けてきたこれまでもが最善、ありがたいなぁと思えるようになりました。

そうして、わが生命を喜べるようになったのです。

この流れ、投稿にすればたった1つですが、時間にして10年かかっています。

10年もの間、至らないどうしようもない私の目の前から居なくならずに対峙してくださった取次者の先生、それから受け止め方がとにかく下手くそだけどしつこくも私と向き合ってくれた親(一応、私も諦めなかったんですけどね……)。

そしていつも側で見守ってくれていた妻や子どもたち、それから周りの人たちまでもが居てくれたから、私は今このような思考になれているのだと。それすらも「ありがとう」と。もはや感謝の言葉しかありません。

追伸:「私を苦しめる人は悪い人、悪い人は悪いのだから私の目の前から消えるべきだ……。」そんな人が目の前に現れたとして、

「どうしてそんな受け止め方しかできないの?」
「受け止め方を変えて、もっと今日頂いた命を喜びましょうよ!」

……なーんてね、口が避けても言えません。それは私が経験してきたから。

万が一そのような言葉を私が吐いたとしたら、どの口が言うのだと自分の頬を思いっきりビンタします。気付いていなかったらビンタしてください。お願いします。

ただ伝え方が下手くそな私ですので、このFacebookの数ある投稿でもそのように伝わってしまっていたら申し訳ありません。ごめんなさい。謝るしかほかありません。

私からのメッセージはただ1つです。

あなたのことが、ただただ大切なんです

実はこれだけ。以上です。よろしくお願いします。

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