あの娘の彼はきらいなの
小島麻由美の歌で「あの娘の彼」という曲がある。
「あの娘のことは好きだけどあの娘の彼はきらいなの」というストレートにめんどくせえ女が歌っているなというこの歌を初めて聞いた時、私の心に共感の嵐が巻き起こった。
というのも私も「友達の彼氏」という存在がシンプルに苦手であった。
どうしても根が陰のモノである私は、「友達の友達は友達だよね!?」という陽の気にあてられるとなんとも居心地が悪い。
眩しすぎて直視できない、というか友達の友達は「知らん奴」だと思っている。
昔、とても性格がよく、明るく、優しく、みんなに好かれて、さらに美人という、バケモノみたいな素敵な女の子が同僚にいた。
彼女は親切なので私も大好きで仲良くしていた。
ある日、週末に一緒に遊ばないか?と誘ってくれた。内容を聞くと、彼氏とその友人たちとBBQをするという。私のことをみんなに紹介したいの!とのこと。
いやいやいや
誘ってくれてうれしいけど全然行きたくないんだが
内心の戸惑いを隠せず「いや~・・・」と彼女を見ると曇りなき眼。
純真無垢って恐ろしい。
私はやんわりと断り、彼女はとても性格が良いので、理解してくれて事なきを得た。
彼女以外にも、こういうタイプの友人は多くいた。
まったくの善意から、一緒に遊ぼうよ!って言ってくれる友人。
すごく優しいしありがたい話なのだが・・・
彼女らと遊ぶなら大歓迎だが
あなた方の彼氏とも一緒に遊ぶのはいやだ。
気使うだろうが。
共感いただけるだろうか。
小島麻由美の歌を聞いた時、こんな私と同じ属性の女がいてくれてうれしいと感動したものである。
ちなみにこのほかにもいい曲ばかりで大好きである。
おわり。