どうでもいい文章:氷河について
このnoteでも何度か書いているが、私はいわゆる就職氷河期、もしくはロストジェネレーション、もしくは団塊Jr、もしくはXジェネレーションなどと呼ばれる世代である。
子供の頃は世の中景気が良く、親世代は「頑張れば給料が上がる」世界線で未来は明るいと信じて楽しそうだったし、自分も大きくなったらオシャレして都会的な街で青春を謳歌するものだと思い込んでいた。
80年代の明るさの残滓で酔っ払った私たち世代は、なんとなくノストラダムスの大予言が当たるんじゃないかという不安を胸に、どうせ世界は終わるのだからと刹那的に生きるような、そういう輝いた90年代を過ごしていた。
ノストラダムスの大予言が何もなかったのかのように2000年代に突入したとき、ああ生き残ってしまったという訳のわからない気持ちになったことを覚えている。
それと同時に世の中は不景気になり、それと呼応するように私の父は病に倒れた。しかしながら悲観的にならずにすんだのは、明るい幼少期を過ごしていたからに他ならないと思う。
根拠なき自己肯定感は我々世代の芯の強さとなり、今もなお、おいそれとはへこたれない強さの素地となっている。
とはいえその強さがあだとなり、ブラック企業でも耐え忍んでしまったようにも思う。
話は変わるが私は占いが好きである。
占い師は好きじゃないが、「占い」自体が好きなのだ。太古より伝わる叡智の固まりであり統計学ともいえるそれは、理屈抜きの説得力があるので大変興味深い。
というわけでネットで占星術を勉強してみようと思ったことがある。
ドケチな私は無課金でがんばって星読みテラスを読み込んだ。
プロの占い師になれるほどセンスは無いみたいで、特技と言えるほどにはなっていないが、それでも身近な人たちのホロスコープを出しては「おお・・・」と納得できるくらいにはなった。
まずは自分のホロスコープであるが、なんとも納得した点が「冥王星てんびん座」の世代であるということ。
まさにこれは氷河期世代のホロスコープだと実感した。
上の世代と下の世代との橋渡し。バランサー。
個人的な性格からいえば私は全然バランサータイプでは無いが、星を見ると世代的にそういう宿命なのだとはっきり出ていて面白い。
そうなってくると、なるようにして人生なってるのかなとか
この大宇宙の中で全部複雑な歯車みたいに動いているんだなとか
色々思いを巡らすことになり、これもまた面白い。
星の動きという不思議で頭の中で思いを巡らせ楽しんでいたときに、
忘れていたかすかな記憶を思い出した。
私は小学生の時に聖闘士星矢が大好きだった。
土曜日夜7時は必ず聖闘士星矢を視聴していた。
そして私の最推しはキグナスの氷河。
キグナスの・・・氷河・・・!!!
運命のいたずらか、私は最愛の男性の名を冠する世代に生きていたのである。そう思うとちょっと嬉しいような気もする。
とりあえず現在真冬の北海道は、外の気温がマイナス10度である。
ダイヤモンドダストを放つ練習でもして、楽しい老後を過ごしたいものである。
終わり。