初めて結婚相談所に行って鬼勧誘され、ノウハウだけ聞いて帰った話
(過去下書きしていたものを公開します。)
マッチングアプリで出会った人たちはどこまで本気で結婚したいのか。目に見えなくてストレスに感じる日々。
言葉で「結婚したい」とはいうものの、いつどこでだれとどのように?
期限はいつまででそれまでのプランはどんな感じなんですか?
それを聞けない。
そして簡単に「結婚願望ある」と言ってくるやつにかぎって大して結婚願望がない。
リアリティさがないのに匂わせておけば女が落ちるだろ、とわざと本気めいたこともいう人たちもいることを私は婚活を通して知った。
【こんな疑心暗鬼な毎日やってられない。】
そんな婚活消息ぎみのある時、わたしの頭にこんなことが浮かんできた。
マッチングアプリみたいな相手が本気かどうかわからん場所で出会うから後から大変な訳だ。
逆に。
「結婚したい意欲のある男」×「結婚したい意欲のある女」が出会う場に行けば結婚って手っ取り早いんじゃない?
よくある婚活失敗例を考えてみる。
男女がいい感じになる
→付き合う
→「わたしは結婚した気まんまんなんだけど、彼氏はどれくらい本気かわからない・・」「いつか結婚願望が沸いた時に結婚してくれたらいいか!それまでいい人だし、待ってみよう」
→結局彼氏が結婚したい気になった時にポっと出てきた女に取られて自分は振られる
マッチングアプリで出会った男女にこういうパターンが特に多いと思う。
果てしなく「新女」がムカつく。
てか自分の方が彼の過去も過ごした時間も長いのにポッとでてきた「シン・オンナ」に彼氏を取られて、なにより、彼氏だけが結婚して幸せになるなんてマジでムカつく。
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そんなことを考えているとあることが頭に浮かんだ。
逆に考えてみると・・・
「すぐ結婚したい人同士が付き合ったら結婚って早いんじゃね???」
つまり、さっきの図の
「新女」のポジションに自分がなればいい。
「すぐに結婚したい男」だけお付き合いするような関係になれば
(わけのわからん結婚願望あるかないかわからんやつは相手としてみなければ)
すぐ結婚ってできるんじゃん??
おくべき自分の市場はマッチングアプリではなく、”結婚相談所”?
最初から、結婚したい意欲がある人同士が付き合えば、さっさとスピード婚できるだろう。
結局、マッチングアプリで不特定多数の結婚願望あるかないかわからんやつの中から一生懸命結婚願望ある掘り出し物を掘り出そうとしても時間の無駄。
沼に陥るだけである。
だからとっとと、結婚願望ある人だけがいる市場=結婚相談所 に行ってみよう。
よく考えてみると、婚活している身でありながら一度もそういった本気の相談所に行ったことがなかった。
この状況はつまり、
これは就職活動において、キャリアセンターに一度も行っていないのと同じ
100万円が欲しいといいながら、毎日前澤社長のツイートをリツイートして、資産形成をしていないのと同じである。
そうだ。
結婚してからだと行けなくなるので今のうちにいってみよう!!
人生経験がてらいいじゃん!!
そんなことを考えて、はじめて某相談所に「無料相談」の名目で予約をいれた。
前置きがかなり長くなってしまったが、今回のnoteはそんな私の婚活記録である。
最終的に、私はこの相談所には入会をしていない。(最終的には「オンライン結婚相談所」に入った。)
今回は、相談に行っただけのつもりが鬼勧誘をされてあやうく当日契約しそうになってしまった。そして思わず、婚活に役立ついいノウハウも教えてもらった。
なので、
以上を盛り込みながら婚活記録を書いていこうと思う。
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私はネットを使って某結婚相談所に「無料カウンセリング」を予約した。
カウンセリング日時は、何日か日付候補を入れて確定するパターンだった。
空いている日は土曜日と平日の定時終わりなので、いくつか入れてパソコンを閉じた。
すると、数時間後すぐに電話がかかってきた。
「予約した件で、あらためて詳細の確認とお日にちの確定のために〜〜」
おそらく電話のお姉さんが手元にあるマニュアル通りに喋っている言葉が流れてきた。
結婚相談所というハードルを超えて、あとはメールで待つだけだと思っていたのに、【あらためて】この知らんお姉さんにいろいろ口頭で話さないといけないらしい。
彼女は、わたしが入力した内容を復唱し、「お間違いないですか?」と聞いてきた。
(わたしがフォームに入力したまんまのことじゃん。読めばわかるだろ・・)
なにもかもネットで手に入り、テレワークや電子押印が浸透したこの令和の時代に、デジタルで入力したものをアナログで確認するなんてバカなの?と婚活に疲れた蔑んだ心は思った。
すでにこの電話の時点でめんどくさがりなわたしは嫌な気になっていたが、申し込んだんだから、しかたない。
日付については
「入力されていた中で一番近い日付でよいですか?」と聞かれた。
わたしは、まだ予定がわからない週末と平日の夜の日時を入れていたので
(いや、まだ予定が入るかもしれんしわからんし、こんなすぐ決めれないんだけど・・・)
と思い、「平日がいいです」伝えた。
しかし彼女は「土曜日も空いているなら土曜日のほうが、こういうのは早い方がいいです」
とわけわからん理由を並べ立て、土曜日をゴリ押しされた。
何度か断ったが「どうして土曜日がダメなのか」という歴とした理由がないためしぶとく、日時をつめられた。
わたしは結局、土曜日でOKを出した。
貴重な休みの日を相談所に出向くために使いたくないんだけど。。と思いながらもう、このお姉さんとしつこく話をするのが嫌になり、どうでもよくなって了承した。
多分断っても、根気強くいろいろ引き伸ばして思考能力を鈍化させる作戦だろう。
こういう営業トークに飲まれるのは本当好きじゃないからやめてほしい。
この営業トークで時間を引き伸ばしにされるパターンは結局実際の相談所にいっても同じように勧誘され嫌気をさすはめになる・・・。
初めて結婚相談日に行く当日。
わたしはいつでも婚活でデートにで向けそうなくらい、婚活ウケする小綺麗な格好をして、相談所に行った。
髪も巻いた。
どんなスタッフが出てくるかわからなかったが、一般的に仲人おばさんのイメージはおせっかいで、どストレートに容姿について頼んでもいないアドバイスをしてくるイメージだった。(偏見)
「あなたはもっと、明るい服をきた方がいいわ」
「もっと笑顔で!愛想よく!」
「背筋伸ばして!!」
などと、外見だけでいろいろ判断されて、結婚できない理由を説教じみて指摘されるのが嫌だった。
だから、せめて
「わたしは婚活の時じゃなくても、普段からこういったきれいな格好をしておりますの(おすまし)」
というスタンスで出向くことにした。
これは結果的に正解で
「婚活用のコーディネートをするプランもあるのですが、裕子さんの今着ていらっしゃるお召し物でしたらバッチリです。」
と言ってもらえた。
ぜひ、ストレスを感じたくない方は、相談所に出向くときはある程度身なりを整えることをおすすめする。
予約時間にいくと、もう一人、私の前に歩いていた女性が同じ店内に入った。小さくて可愛らしく、同い年くらいだった。
よく”結婚相談所に登録している女性はレベルが高い”という話を聞いたことがあったが、その噂に納得するような可愛い人で、わたしと同じように婚活で悩んだ末、相談所にきたのか?!と思うと信じられなかった・・。
可愛らしい女性が先に入ったので、受付には人がいなくなってしまい、同時に入った私は一瞬気まずい場面になったが、予約をしていたので、すぐにスタッフが出てきて案内をしてくれた。
店内は、各個室が仕切りのようなもので区切られ、そばを誰かが歩いても中が見れないようになっている。
既に何人かスタッフと話しているようで、ほとんど女性の声だったが、男性の声も一人だけ聞こえた。
「マッチングアプリは〜〜〜・・」という話など聞こえてきたので、今時やっぱりアプリ婚活はメジャーなんだな・・と、声しかしらない赤の他人に共感を覚えた。
席でしばらく待っていると担当してくれるお姉さんがでてきた。
お姉さんは30後半くらいだろうか。
結婚指輪をしていたので結婚しているんだ、というのだけはわかった。
結婚相談所の人が独身だったら説得力ないもんな、、と思いながらお姉さんから名刺をいただき、しばらく談笑した。
私がイメージしていたお節介おばさんよりはるかに感じがよく、デリケートな話題や人格否定をするようなこともせず、親身に相談を聞いてくれるカウンセラーに近いイメージだった。
少し安心した。
そして、しばらく自己紹介などが終わるとそのまま、30分程度の動画を見せられた。
今の婚活市場の状態やシステムの説明、この相談所がほかの相談所と何がちがうのか〜等を説明されたものだった。
そして見終わると、再びお姉さんがでてきてヒアリングシートみたいなものにいろいろ書くようにと言われた。
どんな相手を希望しているか、私自身のこと、趣味、どんな夫婦関係を望んでいるか〜〜などなどだった。
わたしは軽い気持ちで(この日入会する気はない)きたので適当に書いて渡した。
そして、そのヒアリングシートなどを元にさっきのお姉さんと自分の状況を含めながら、この相談所がどういったシステムなのかを説明された。
お姉さん:
今の婚活のご状況はどのような感じでしょうか?
裕子:
はい。主にマッチングアプリしかしておりません。わたしはパーティーのような不特定多数の方と1度にお会いする類のものは苦手なので。
お姉さん:
そうなんですね!アプリではたくさんの方とやりとりをされていますか?
裕子:
いえ、あまり・・めんどくさがりなので、ほとんどやり取りもしていません・・。
そのような会話をしながら自分の婚活状況を整理しいくうちにお姉さんは、あるノウハウを教えてくれた。
これが、私が相談所に言って良かったと思ったノウハウの1つ目である。
お姉さん:
なるほどですね。それでは実際に活動を始める際にみなさまにおすすめしていることが一つあります。
かならず同時進行をすることです。
ほうほう!と私は聞いた。
結局、どういうことかというと、よくある婚活失敗パターンとして、一人に絞って婚活をしてしまうと、その人とうまく行かなくなった時にまたゼロからのスタートにもどってしまう。
時間はかかるのに、なかなかうまく行かないという状況が続く、というわけである。
これを回避するためには、1度にデートして仲を深めていく相手を複数同時進行していく、というものである。
説明が難しいので簡単に図にしてみた。
たしかに、目の前にいい感じの人が現れると、「もうこの人だけでいいわ!!」
と、他の人を次々と切り、結果的にいいと思っていた相手とうまく行かなくなったとき、意気消沈してしまうパターンがほとんどだった・・
また、わたしはキャパがそんなにないので、最初からLINEやデートを複数すると、それだけで疲れ果ててしまう。
結果的にそのせいで、時間がかかりだらだらと婚活歴だけ伸びてきたように思った・・・。
(よし、絶対に自分のメンタルを言い訳にしないで、同時進行していくぞ!!)
そんなことを頭の中に記録した。
お姉さん:
また、婚活をしていて忘れてはいけないことは、お相手も同時進行されているということです。
自分ばかりが、同時進行していると思ってはいけません。
なので、同時進行している女性の中でも、とびきり、「この子だ!」と思ってもらうようにする必要があります。
そのためにも、楽しさを全面に出す、ことが必要です。
なんだかよく聞く話なので、聞き流しそうになったが具体的に聞いてみた。たぶん今の話だけじゃ私は絶対に実行ができない。
裕子:
その楽しそうにする、とか、いい子だな、と思ってもらえるってのが自分が本当に思ってないとできないんですよね。
”一般的な婚活をされている女性”はどんな風に楽しいアピールをしているのでしょうか?
お姉さん:
それはですね!ただ楽しい、嬉しいなどワードでいうのではなく、
たとえば、「今日のデートめっちゃ楽しみにしていたんですよ!」とか「こんなお店ずっときてみたいと思っていたので、今日とっても嬉しいです!」など、文章にして思った感情を伝えていたりします。
お姉さんの言葉を聞いて、納得した。
ああ、そっか。よくみる安物のドラマや漫画にでてくる男ウケのいいぶりっ子女になりたくない、と思っていたが、何が不快だったかやっとわかった。
「楽しい!」「うれしい!」「ありがとう!」「大好き!」
などと、単語単語だけで感情を伝えているのが馬鹿っぽくて苦手だったんだ。
馬鹿っぽくなるのが嫌だから、わたしのキャラじゃない、と最初から否定していたんだあ・・。
楽しい、うれしい、を盛り込みながら文章にしたら、スマートに自分の気持ちを伝えながら、相手にも心に残せるような印象を与えそう。
うん。次からそうしよう!!
なるほどー!!すごく勉強になったので少しテンションがあがって私はそうなんですよ、それができなくて〜と盛り上がりながら話していた。
お姉さんもちょっと嬉しそうにいろいろ教えてくれるようになった。
お姉さん:
あとですね、もう一つ、大事なことがあります。
結婚相談所はマッチングアプリなどと違って、きちんと独身が証明されている男女しか入ることができません。
そして、お互い安くはないお金を払って活動されています。
なので1回1回のデートを有意義にするためにも、出会ってすぐ、知っておきたいことや伝えておきたいことを伝えておくのが大事です。
なんと・・
たしかに、マッチングアプリは女性からすると無料のものが多く、なんとなく、気休め程度に使っていることが多かった。
後から相手がどれくらい本気で、隠していることはないか、、など聞くのを後回しにしてしまっていた。
お姉さん:
後から発覚して、それで関係性が悪くなるくらいなら、まだお互いのことを知り合ってまもないうちに、後ろめたいことや、必ず伝えておきたいことを伝えるようにお勧めしています。
知り合ってまもないうちであれば傷も浅くて済みますし、お互い無駄な時間を割かなくてよいですからね。
まあ、1回目のデートは早すぎるので2回目にお会いした時など伝える方が多いです。
たとえば、ご家族のこと、家を継いで欲しい、婿入りを希望している、宗教、将来の勤務地など、人生に関わってくることは予め伝えておくようにお勧めしています。
裕子さんは、なにかありますか?
そう聞かれて私はしばらく考えたが、全くと言っていいほど何もなかった。
ありがたいことに家族も皆健康だし、お墓のことも気にしなくていいと言われているし、将来どこに住んで何をしていても、裕子の人生だから好きにしていいわよといわれている。
裕子:
わたしは全くなにもないですね。ありがたいことに。
裕子:
でも、たまたまそう言った事情もないわけですが
仮にもし、私が家を継がなければならないとか、実家の近くで暮らしてほしいとか、そう言った相手に伝えないといけないことがもしある場合、一般的な婚活している女性はどうやって聞いているのでしょう?
お姉さん:
ストレートにみなさん聞いていますよ!!
裕子:
え!!??
お姉さん:
そう言った内容を周りくどく言って伝わらなかったら困るので、どストレートに「実家を継がないといけないんですけど、大丈夫ですか?」など聞いています。
はっきり言ったほうが男性も、きちんと向き合って考えるようになるので、伝えたいことはどんどんストレートに言う方がお勧めです。
裕子:
なるほど・・・
わたしは、今まで、相手に気を遣ったり空気を読んだりしすぎて、きちんと伝えようともしていなかったし、相手に確かめることも、していなかった。
逃げていたんだな、と反省した。
婚活を数年やってきたわけだが、全然知らなかった事実が多くなるほどなるほどと学びの連続だった。
お姉さんはどんどんシステムについての話を進め、成婚退会の話になった。
結婚相談所で出会った男女は一般的に
出会う→仮交際(友達)→真剣交際(男女交際)→ 〜 休会 〜→成婚退会(結婚するので退会)の流れになる。
こちらの相談所では一般的に、交際してから半年以内で結婚にいたった人たちが多いと、昨年までのデータには載っていた。
裕子:
知り合って短い人と、結婚して大丈夫って、どのタイミングで思うんでしょうか??
お姉さん:
一応、真剣交際にいたったみなさまにお伝えしているのですが、付き合った”期間”よりも会った”回数”と伝えています。
やっぱり、みなさん、まだ出会ってこれくらいの期間だけど結婚していいの?と悩まれる方たくさんいらっしゃいます。しかし、期間ではなく、どれくらい頻繁に会っていたか。お会いする頻度が高いほうが相手のことをよく知ることができます。
なので、真剣交際に至ったみなさまには、仕事の状況にもよりますが、毎週のお休みや平日の仕事終わりなど、できるだけ会うことをお勧めしています。
よく、付き合った期間こんなに長いのに別れちゃった・・・などいう人に、よくよく話を聞いてみると月に1回会えるか会えないかだったり、連絡頻度も少なかったり、次いつ会えるかわからない人たちが別れている気がする。
逆に、出会ってすぐ同棲を始めた、とか、毎週土日にあっている、なんてカップルは結婚はやかったかも〜・・
そんなことを思い、
(はい、また出ました。お姉さんのノウハウ〜〜〜
「出会った期間よりもどれくらい会ったかの方が重要」メモ〜〜)
と頭の中のEvernoteに記録した。
これだけのノウハウを聞いてわたしは大満足した。
そして、わたしはその時、ちょうど4回目のデートを終えた男性がいた。
この男性、かなり奥手で全然告ってこない。が、雰囲気的にまた次回デートもするような感じになっている。
この男性と万が一付き合うことになったら相談所で払った経費が無駄になるかもしれないので、この奥手と上手くいかなかったら入会するか・・。
そんなことを思いながら、満足した私は帰る気まんまんでいたのだが、どうしたことか、お姉さんがずっと話を引っ張る。
ん。
私はやっと気づいた。
やばい。これ。
今日契約させられるやつや・・
すでに2時間位たっていた。
おそらくこちらの相談所の営業マニュアルから言えば、この動画視聴〜システム説明〜ヒアリングなどの流れがおわったら、ある程度、契約する確率でも上がるのではないだろうか。
しつこく、勧誘されている。
私は
「まだ考え始めたばっかりで他のところもみたいので・・」と逃げようとした。
お姉さん:
他のところってどんなところですか?
裕子:
いや、まだそんなに調べてないんで。わからないです。
お姉さん:
(なんたらかんたら説得)
といろいろ言われたが、本当に入る気がなかったので聞く耳を持たなかった。
お姉さんは私が、全くその気がないとわかると
お姉さん :
ちょっと施設長を呼んできますね!!
と偉い人を予備に言った。
もし、嫌な感じの接客をされていたら、わたしは「時間ないんで」と帰っていただろう。
しかし、お姉さんやスタッフの感じもよく、いつか入るかもしれない相談所なので、ブチ切れて帰ることもできない・・・。
その施設長という人がくるまでしばらく待っていると、今度は50代くらいのベテランっぽい人がきた。
施設長:
結婚相談所の同盟システムって知ってる??
私が、他の相談所をみてみたい、ということをお姉さんから聞いたらしき施設長は、結婚相談所がどうやって成り立っているか説明してくれた。
小さい相談所は相談所同士が同盟を組んで、同盟内の会員同士でお見合いができるようなことをしているらしい。
しかし、私が行った某相談所は同盟を組まずともこれだけの会員数があって業界トップだ、という話をされた。
(ここまで言うと私がどの相談所にいったかみる人が見ればわかってしまうが、まあ仕方ない)
この、結婚相談所の同盟システムについてはまた後日書きたいが、とにかく、どの相談所に行っても同じようなもの、変わるのは料金と会員数とサービス。
だから、他のを選ぶ位なら今日契約した方がいいわよ、という内容だった。
もう、どうでもいい。わたしは今日は契約したくない、と言っても
どうして、何が引っかかってる?お金なの?と答えを与えるまでずっと、話してもらえず、もう頭が混乱してきた。
挙げ句の果てに
施設長:
今日、契約しなかったら、あなたの担当をしたAさん(お姉さん)とあなたがの相性が悪かった、ってことになって次回きた時は別の担当が説明することになるの。いい?
そんなわけのわからないルールを並べ立てられた。
お姉さんにいろいろノウハウを聞いた手前、感情移入してしまい、
「あのお姉さんが担当じゃないのはいやだ・・」という思考になった
疲れ果てて、早く開放されたいわたしはしぶしぶ正直にこのおばさんに自分の状況を話すことにした。
裕子:
あのお姉さんとの相性が悪かったとは思いませんし、次回きた時もあのお姉さんに担当してもらいたいです。
わたしは実は今、一人デートしている男性がいるのでその人のことにケリがついたら、入会したいとおもってます。
と、施設長に言いたくなかった私の恋愛事情を話した。
施設長はそうだったのね!どんな人なの?次回デートはいつなの?と根掘り葉掘り聞いてきたので渋々答えた。
すぐ解放されると思って言ったのにまだまだしつこかった・・
施設長:
固い仕事で将来も安定してそうで素敵な人というのはわかったわ。
でもその人と上手くいくとも限らないし、裕子さんという今の若さはもう、明日には手に入らないもの。
こうして1秒1秒すぎていくうちにあっという間に年老いていくの。
それだったら少しでも若くて綺麗なうちに、入会した方がいいと思わない?
もうなんでもありだった。
若くなくても素敵な恋愛している人はたくさんいるし、わたしは昨日の自分より今日の自分の方が可愛くない、と思ったこともない。
ただ、この相談所にきて約3時間が立とうとしていてわたしはもう疲れ果てた。
わかりました。
ととうとう、契約をすることにした。
契約をすることになるとお姉さんが出てきて約款を読み始めた。
淡々と、さっきまで親身になって聞いてくれたお姉さんじゃなかった。
「こいつ、単に成績あげたいだけじゃん。きょう、営業の締め日とかなんじゃないか?」
と思い始めて、だんだん読んでる約款の内容に腹が立ってきた。
わたしは読まれている途中で
「すみません、やっぱり、今日契約するのはどうしても嫌なので、やめます。」
と言って、中断した。
また施設長がでてきたが、わたしはどんなに言っても契約する気がないという意思表示をするとやっと解放してくれた。
本当に長い戦いだった。精根吸い取られたような気分だった。
最後の最後にとても不快な思いをしたが、私と同じように当日契約する気がない、ちょっと話を聞いてみたいから相談所にいくことを検討している方へんアドバイス
▼
(※すべての相談所がしつこい勧誘をしてくるとは限りませんが念のため)
以上が婚活記録となります。
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