婚活で怖いのは「手段の目的化」に陥ること【1分間婚活】
こんにちは、きずなコンシェルジュ代表婚活カウンセラーの寺西です。
今回は、婚活迷子の要素の一つである「手段の目的化」についてお話させていただきます。具体的な解決策はこちらにも掲載しております。
婚活における手段の目的化とは?
結婚の目的、一人のパートナーと入籍すること。
そのために、コミュニケーション力を磨き、ファッションに気を配り、あらゆる努力をしますよね。
数多くの異性と出会うのも結婚の可能性を高める手段の一つです。
でも、手段って途方もなく疲れませんか?
なぜか?
手段そのものには終わりがないからです。
そう、目的や目標を見失うと、延々と終わりのない手段に心が悲鳴をあげてしまいます。
これは、婚活に限らない「手段の目的化」=「〇〇疲れ」の法則です。
仕事、SNS、趣味など人は真面目な生き物だけに、全ての行為に潜む罠です。
で、その手段を楽しむ方法を模索し始めたります。
仕事に使うツールに没頭し始めたり、情報収集ツールだったSNSが承認欲求を満たすための振り回される存在になったり、家計簿や文房具などにこだわり過ぎてしまったり。
手段目的化の恐さ
手段を目的化することは、終わり(達成)のないループにハマる第一歩といえます。
恐ろしいことに、手段を目的化することは多くの人にとって楽しい行為です。
それは、結果の可否、合否、といった裁きを受けないから。
理想や目標を達成できていない自分から距離を置き、忘れることができるから。
なんら仕事で成果が上がっていないにも関わらず、ガジェット類や文具にこだわりを持つ。心が充実していないのにSNSで頑張ってしまう。
ある程度の楽しむ行為は人生ですから、とても素晴らしいことだと思います。
ただ、一部の人は手段の目的化の過剰性が、目標達成の邪魔をしてしまうことがあります。
婚活では、以下のようなケースがあります。
・他人の婚活ブログなどを読みすぎて、思考が他人の判断軸に乗っ取られてしまう
・自分の価値観や頭で考えられず結婚観がボヤけてしまう
・お見合い数やパーティー参加回数など活動の量だけに注力してしまう
・婚活を卒業できる相手探しだけに注力してしまい、長期の結婚生活という視点が抜けてしまう(結婚相手は見つかったが、結婚生活は破綻へ)
・認められたいという自意識が強過ぎて、相手を見る視力が弱まってしまう
・出会いが増える(モテ期)ことが楽しくなってしまい、当初の結婚という目標を忘れてお見合いを楽しんでしまう(結果、1周したところで出会い消滅で詰んでしまう)
・高年収男性のプロフィールが多く目に入ることで、目が肥えてしまい、条件ありきのお見合い申込になる(結婚できるケースも多々ありますが、一般的にレッドオーシャンの競争過多で時間が浪費される可能性あり)
婚活市場では、女性の場合だと出産年齢などの時間的要素があるため、手段の目的化にはハマりにくい傾向があります(高年収男性志向は高い傾向がありますが)。
要注意がこれまでの人生で出会いの少なかった男性です。
安定したお仕事だが、職場に異性が少なく出会いが少なかった男性が結婚相談所に入会すると、お見合い申し込みが殺到するケースが多いです。
しかもこれまで出会ったことのない綺麗でしっかりとされた女性が多く、本当にびっくりされます。
これをモテ期と勘違いし、永遠に続くカードめくりのように出会い自体を刺激的に楽しんでしまうケースです。
婚活に限らず、手段の目的化は人生の目標達成を妨げる非常に癖の悪い状況です。
では、どうする?
これは、シンプルに
毎日目標を確認する
しかないでしょう。
目標を確認しても行動が再燃しないのであれば、それは心底願うものではないはずです。
ただ、好きでない行為の先に本当に成し遂げたい理想の姿がある場合は、なるべく長期の理想や願望を定期的にチェックする習慣を持ちたいものです。
できれば、リアルな時間軸を感じるためにも、カレンダーなどを活用したり、平均寿命年数までの人生計画をエクセルで作ってみたりと、
人生の終わり
を意識したいものです。
人生にはいくつかのターニングポイントがあります。
その時期はやはり、達成すべき目標に集中しなければなりません。
目標達成を考えずに楽しめるものは本当に最高だと思います。
思いのままにコレクションしたり、リターンを考えずにただただ楽しむ行為。
でも、それは人生のターニングポイントを過ぎ、老後の穏やかな生活の中で楽しめばいいのではないでしょうか。
ただただ生活すると部屋が汚部屋化するのと同様。
定期的な思考と行動をクリアにする見直しが必要です。
まずは「手段の目的化」がないかどうか。
それをバッサリとやめてみてはいかがでしょうか。
具体的な解決策はこちらにも掲載しておりますので、ご参考にしていただけますと幸いです。
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