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心臓弁膜症になった話(2)

Konitaroです。
今回は昨日の続きです。
心臓弁膜症になった話(1) 1 - 7 はコチラ。

8. 絶対安静を終えて

しばらくは絶対安静で、ベッドに寝たままレントゲンやエコーでチェックする日が続きました。絶対安静にしていないといけない期間を終えて、やっと動けるようになり、食事も胃に負担がかからないものが少しづつ出てきたときは嬉しかったことを覚えています。ただ、まだ飲み物の制限はかかったままでした。これが何よりもキツかったですね。

当初は、危険な状態だったこともあり、この入院中に手術をする予定だったのですが、予想以上に回復したこと、年齢も若かったこともあり、もっと緊急の方の手術を優先したいということで、一旦は自宅療養となりました。
ただ、手術に先立って色々と検査しておく必要があり、入院中に色々な検査をされました。

9. ココロがぽっきり折れた日

一時帰宅前に色々な検査をしたのですが、特に記憶があるのは

・CT
・MRI
・心臓カテーテル
・経食道エコー

です。CTやMRIは経験済みで問題はなかったのですが、心臓カテーテルと経食道エコーはなかなかにハードでした。心臓カテーテルは手首からカテーテルを入れて血管の状態などを検査するのですが、最初に薬を投入されることで体の中が冷たくなったりして身体の中から何かをされることがこんなに気持ち悪いのかと思いました。気になる箇所も見つかり、予定よりも多く時間がかかってしまい、本当にぐったりして病室に戻ってきたことを覚えています。

そして経食道エコー、これが辛かった…。口からエコーの機械を通すので、喉に麻酔をかけるのですが、ここまでは問題なく、エコーを喉に通した後が辛かったです。麻酔薬の影響なのかエコー途中から記憶がなく、看護師さんや妻曰く、病室に戻るまでは普通に会話していた、ということでしたが、僕は会話した記憶がなく、気が付いたら病室のベッドに寝ていた、という感じです。

この経食道エコーでココロがぽっきり折れてしまい、しばらくは検査が怖く、それ以外のどんなことにも弱気になってしまいました…。

10. 一時帰宅

色々と検査をして手術ができることが確認できた後、一旦帰宅しました。これからしばらくは手術の日程が決まるまで自宅で療養することになります。病院食が健康的だったからか1日1kg体重が落ちていき、一時退院のときには10kgほど落ちていました。なんか身体が軽くてフワフワした感覚だったと記憶しています。病院食、美味しくないという声はよく聞きますが、僕は毎日美味しくモリモリと食べていました。お腹が空きすぎて毎朝5時ごろには目が覚めるような入院生活でした。

帰宅してからは手術日の決定を待つ生活、です。手術が終わるまでは食事や生活など色々と気を付けていかないといけないので、いつ手術日が決まるか分からない、先の見えない生活は精神的にキツかったです。出社もできないので収入も無い、なのにこれからの手術費が入院費も心配…。
今でこそリモートワークができる環境は当たり前になりましたが、当時はまだそういうものはないので、出社できないイコール仕事がない、という状況でした。

予想以上に長いお話になりそうなので今日はこの辺で…。
次回は手術とその後について、です。
多分次回で終わります。


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