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デジタルデバイスと意識的に付き合うには

役に立つツールとしてのスマホ

スマホに身を委ねていると、いつのまにかスマホの方が自分の持ち主になっているのではないかと危惧することが増えた。使えば使うほど、デメリットがメリットを上回ってくる。

Apple Musicにダウンロードしておいたモーツァルトのアルバムの中の曲たちが、ある時突然順番がメチャクチャに並べられていた。昨日までは順番通りだったのに、これでは組曲を聴こうにも聞けない。一度削除してiTunesストアから再ダウンロードを試みるも、今度はアルバムそっくり忽然と姿を消してしまった。血眼になって15分ほど探した後、この時間こそが無駄なのだとふと気づいた。それにモーツァルトはラジオからでも流れている。

一見心を癒してくれそうなアプリや機能でも、些細なきっかけでデメリットが増大する。

“アナログな”一日を見返す

今日一日の中で、目にしたことや自分が行った事を見返す。じっくり見ていくと、小さいながら嬉しさを覚えた瞬間、好きに思えた瞬間、もしくは、不快に思えた瞬間などが色々な場面で現れているのが分かる。

心が動いた瞬間を見つけたら更に一歩踏み込み、何故嬉しかったのか、何故好きなのか、またなぜ不快だったのかを探求する。
私の場合、日記に書くことで探求を深めている。走り書きをしながら四方八方に思いを巡らすことは、ある種のブレインストーミングだ。

生活の流れをトレースする中で感情の変化に気づくことで、今後取り入れたい習慣や、今すぐ削除すべき習慣が明らかになる。それと同時に、デジタルデバイスをどのように生活に登場させるかも分かりやすくなってくる。それはむろんスマホなどが生活に密着しすぎているからだが、かといってスマホが主導権を握る生活しか出来ないわけではない。もう少し都合よく、自己中心的に、奴隷としてスマホを使えば良い。

少数精鋭のウィジェット

現在のホーム画面。

左上のTIDEは最近見つけたアプリで、森や海、焚き火などの音楽が聴けるアプリ。タイマー機能も搭載されており、休憩時間中に30分流し、その間は昼寝をするなども可能だ。ちなみにアプリ内は英語表記。

アナログな活動に目を向けて一日を振り返ると、スマホの確実な出番はメモ兼noteの下書き、LINE、アラーム設定など、ホーム画面に配置されているものくらいだということに気づいた。アンインストール出来ないsafariはAppライブラリの奥底に収納した上で使用制限を設け、ブラウザに長居出来ないようにしている。noteはパソコンだけにアプリを落としている。便利だからとスマホにインストールしているだけで、スマホを気にかける回数が信じられないほど増えてしまうからだ。

アプリがもう少し増えるのか、削られるのかは、探索が始まったばかりなのでまだ分からないが、出来るだけミニマムな付き合い方をしたいのは確かだ。

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こにたん
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