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結婚式で顔出しが嫌すぎて、オリジナルキャラクターをデザインしたらかなり良かった (作ったアイテムも紹介します)

「結婚式のペーパーアイテムとかに顔を載せるの、私たちにはハードルが高い……」
私と夫が結婚式準備中に思っていたことです。

人前に出るのが嫌なのではなく、印刷物や装飾にキマっている自分が載るのがなんとなく気恥ずかしい。
しかし、せっかくのパーティを華やかなアイテムで彩りたい……どうしたものか……

考えた末、二人をモチーフにオリジナルキャラクターをデザインして使うことにしました。
幸い、妻である私は多少絵も描けるデザイナーです。どうにかなるでしょう。


キャラクターデザイン

まずは二人の特徴を書き出します。

これを見て似顔絵でも良いじゃん!と思った方がいるかもしれませんが、華やかな場にふさわしい姿にするとなるともっと盛って描かないといけないような気がして、耐えられないので似顔絵は無しです。

これを頭に入れながらラフを描いていました。
自分の好きなキャラクターのテイストと自分たちの個性をいい感じに混ぜられないかな…と試行錯誤。

最初の案は歯があったり、今見ると気持ち悪い
迷走して完全に犬を描いている時もあった。
結婚式のためのキャラなんだから多少可愛く、おしゃれさせてやらなくては…と気づいてからは割と早めに決まった。

最終的にこんな感じの仕上がりに

不思議な生き物になりました。
知人から見ると特に夫が似ているらしいです。
気に入っています。

キャラクターを使って制作したアイテムたち

彼らを使って結婚式用のアイテムをたくさんデザインしました。

招待状

封筒、招待状、返信案内の3点。
返信はGoogleフォームで回答してもらう形式にしました。封筒の色がビールっぽくてお気に入りです🍺

招待状の表紙が最初にこの子達を描いたものです。ここからたくさん描いたり、友達に描いてもらってどんどん作画が良くなっていきます。漫画かな?

席次表(プロフィールつき)

受付で渡した席次表です。観音開きにして
表紙はキャラクター、1ページ目を開くとご挨拶、中は席次表、裏面にプロフィールを掲載しました。
ご挨拶とプロフィールには写真を使いました。

パーティー感を出したかった
席次表はどんなグループが座ってるかわかりやすいようにくくってみました。ここにGoogleフォトの案内を出したのも良かったです。

乾杯用ビールのラベル

当日は挙式の代わりにガーデンでウェルカムパーティをしました。
そこでゲストに配る乾杯用のビール(醸造所の中のレストランだったので、クラフトビール!)にオリジナルのラベルを貼りました。

ステッカーを作って前日に貼らせてもらいました!
飲み終わったビールからシールを剥がして胸に貼ってくれるゲストも

ウェルカムボード

ウェルカムボードは捨てずに家に飾っておきたいと思ったのですが、すでに壁には絵が飾ってあるし結婚証明書も壁に飾る予定だったため、敷物にしました。
デザイン持ち込みが出来るタフティングワークショップで二人で制作しました。

当日は円形のキャンバスに釘で固定してイーゼルに立てかけました。力技!
タフティングの様子。手持ちで自由に動かせるの大きなミシンのようなタフティングガンで糸を打ち込んでいきます。結構重労働でしたが、楽しかった!
今はお家に敷かれています。

コースター

ここまできたらコースターも作るかあ!と思い終盤に作成。文字も含めて手描きでデザインしました。
グラスが歪んでいるのは、夫婦で集めている小牧広平さんのぺこりグラスをイメージしたから。

周りの文字はゲストへのメッセージ
憧れの活版印刷!

メニューブック

コースメニューと飲み放題のメニューをまとめました。
実は会場は学生時代のアルバイト先だったので、飲み物にも食べ物にも思い入れがありました。
そのため、メニューが1番ボリューミーになってしまいました!

それぞれ説明やおすすめを書きたかったので10ページ超のボリュームに!
よくお客さんに聞かれたことなどをキャラクターに説明してもらいました。

ナプキン(席札)

ナプキンも席札もその場限りではなく、せっかくなら持ち帰って使えるものを贈りたいと思い、キャラクターのシルエットとゲストのお名前を一つずつ刺繍して置いてみました。

こちらは業者に頼まず、工業用の刺繍ミシンをレンタルできるスペースで一つずつ作りました。
めちゃくちゃ大変だったけれど、大好評でした!

名前とリボンの色はランダムに決めました。手前の方は今でも机に飾ってくれてるとのこと!嬉しいねぇ
業者に頼まず、デザイン〜刺繍まで二人で手作業!
夫は仕上げの糸切りとアイロンという細かくて大変な仕事をしてくれました。

プロフィールムービー

プロフィールムービーは流石にメインは写真を使ったのですが、二人のエピソードを紹介する時にキャラクターを使いました。
単にエピソードを紹介するというより、やり取りを見せる手法にしたら結構ウケていました。

付き合うのも同棲も結婚もわたしがやりたいと言って夫が承諾した図

引き出物用エコバッグ

引き出物をマルシェ形式で配ったので、それを入れるためのエコバッグ。
いろんな表情をイラストにしてみました。普段夫は物静かなので、「こんな表情するのー?!」と驚いている方もいました。意外と表情豊かです。

大学時代版画部というシルクスクリーンを刷る部活に所属していたので、版はレトロ印刷さんに発注して印刷は自分でやりました。正直無茶があった!でも楽しかった!

白と黒の2種類
結婚式5日前とか。70枚もエコバッグを刷るのは無茶!

ウェイトドール

両親にサプライズで贈るウェイトドールも自作しました。
生まれた時の体重の重さのぬいぐるみなので、キャラクターをそのまま使うのではなく、彼らが赤ちゃんの時のイメージをデザインに落とし込みました。
こちらもウエディングドレス同様、型紙を起こして縫製まで自分でやりました。結婚式前々日に!!

寝ているデザインにしました
赤ちゃんサイズ
今はそれぞれの実家で大事にされているようです。

他にも制作したものはありますが、キャラクターを使ったものはひとまずこのくらいです!
入稿と手作業の嵐で、ギリギリでした。

ゲストが作ってくれたもの

私だけではなく、ゲストも彼らをモチーフに作品をつくってくれました!ありがたや

ぬいぐるみ(母作)

招待状を受け取った母がサプライズで作ってくれました。すごく可愛い!
私はウェイトドールをサプライズで作っていたので、「親子でやること変わらんな」とちょっと笑ってしまいました。

可愛い!当日はウェルカムスペースに居てもらいました
真ん中のクマのぬいぐるみも母作

オープニングムービー(komitsu作)

大学の友達でアニメーションやゲームを制作しているアーティストのこみつさんに依頼して作ってもらいました。
細かいところまで素晴らしいクオリティだったし、原作より作画が良くなってる……!と感動してしまいました。人生で自分の絵がアニメ化して作画が良くなる経験をできるとは……

作画が良すぎるー!
この映像を受けて、自分のイラストの作画も向上しました。
アニメ化した漫画でたまにみるやつ!
ゲームをモチーフにしてほしいというゆるいオーダーでこんな可愛い絵になるなんて……
某マス好き夫婦なので某アプリのUIモチーフにしてくれた!
とにかくかわいい〜!!
母作のぬいぐるみも採用してもらえました!熱いコラボ!

オリジナルキャラクター、思った以上に作ってよかった!

はじめは「自分たちの顔を出すのは恥ずかしいから」という理由でしたが、実際に作ってみると思った以上に展開がしやすく、オリジナリティのある結婚式にすることができました。

ゲストにも好評で「目がこにたんっぽい」とか「旦那さんの雰囲気がかなり出ている」と楽しんでもらったり、「推しのコラボカフェみたいで楽しい!」と言ってくれる方もいました。

わたし自身このキャラクターを気に入って、結婚式後はSNSのアイコンとして使っています。

かなり楽しかったので、また作りたい。結婚式用キャラクター制作のご依頼もお待ちしております笑

🪡前回の記事🧵

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