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まだ元気な父母(70代)と墓参りをして考えたこと

台風7号が西日本に上陸し
関東は強めの雨がふったり、カンカン照りになったりの天気で、その隙間を見計らって墓参りに行った

例年父と母と自分で3人で行くのだが、
今年は弟一家(弟、その奥さん、甥っ子、姪っ子)4人の7人で行った

弟一家はクリスチャンで葬式でお焼香もしないほどのキリスト教徒ぶりなので墓参りに付き合うというのは大変珍しいことだ。

墓石を掃除したり花を飾ったり線香をあげたりと
まあごく普通の墓参りなのだが
孫が来てくれるとあって父母は喜んでいるようだった。

考えてみれば父77、母75 と高齢だが2人とも車を運転し農作業ができるほど元気で、私の兄弟も紆余曲折あったが3人とも生きている。
これ以上の幸せがあろうか。

墓は八王子市の街はずれにあり
父の出身地である愛媛県新居浜市から移設してきたものだ。

ここに眠る祖父母は香川県多度津町の粟島で暮らしていた。
戦争の時は満州に行っていたらしい。
よくぞ帰ってきてくれて父を生んでくれたと思う。そういえば今日は終戦の日か。
おばあちゃんは時々満州の話をして満州で習得した中国語らしきものを披露してくれた。
その後、おじいちゃんは新居浜でペンキ職人として松下電器の営業車にナショナル坊やの絵を書いていた記憶がある。私は四国のおじいちゃん・おばあちゃんと呼んでいた。

私が生まれると50代で新居浜の仕事場をたたみ、私の世話をするという名目で相模原に転居して2世帯で暮らしていた。祖母と母は仲が悪くいつも喧嘩をしていた。

さてと

私は独身ながら長男なので父と母が入るであろうこの墓の面倒を見ることになる。
しかし結婚もせず子がいないのでいずれは弟の息子に託すことになる。

一年にたった一度だがこのような事を考える時間を与えてくれるのがお盆という行事なのだな。

先祖に感謝


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