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あと789日「フリーランス10周年へのカウントダウン1000」

将棋の西山朋佳女流三冠が、棋士編入試験第五局で敗れ、不合格という記事を見ました。

 女流棋士と棋士では制度が異なり、羽生善治九段や藤井聡太七冠で知られる将棋の棋士は、現役で170名ほどになります。女性が棋士となったことはまだなく、今回、初の女性による棋士の誕生かと期待されましたが、その期待は次回に持ち越しとなりました。

 男性と女性では将棋の相性が違うのでしょうか。そんなことはないと思いますが、恐らくは人数の違いだと思います。棋士になるためには、奨励会に入らなければなりません。その奨励会に入ることすら容易ではなくすごいことなのですが、男性ばかりで女性はたった一人だそうです。挑戦する人数が違う。分母が違うからおのずと棋士も男性ばかりになるのだと推測します。

 女流棋士も多数いますが、将棋ファンの私としては、男性の棋士と対等に並ぶ女性の棋士を見てみたい。やがては、藤井聡太七冠と名人戦を対局するような女性の棋士の誕生を心待ちにしています。

 世の中には色々な仕事がありますが、その仕事をしている人が少ないとなる希少価値も、武器になると思います。需要が多少はあることは前提ですが、その仕事をできる人が他にはいないとなるとその市場において独占分野となり強いです。

 私が仕事にしている写真や動画制作を仕事にする人は多いので、この希少価値を生むのは難しいです。ただ、他の分野と組み合わせて専門ジャンルを絞っていくのは戦略の一つだと思います。海外の紛争地域を撮るカメラマン、漁師がカメラマンになる、弁護士が法律について詳しく動画で解説していくなど、別の専門と掛け合わせていく。

 先ほどの将棋の棋士で言えば、すでに多数いますが、女性の棋士はまだいない。

 複数の要素を掛け合わせて希少価値を高めていく。

 フリーランスに限らず、仕事を長く続けていくためには大事な戦略の一つと考えます。

 

 2025年1月17日

フリーランスを10年続けるために その212

希少価値を高めていこう

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映像写真作家 小西隆博
はじめまして。写真と映像制作をしているフリーランスの小西と申します。文章作品にも力を入れています。作品はご自由にお読みいただけますが、応援したいというお志も大歓迎です。