『真面目なのに生きるのが辛い人』読了

Amazon.co.jp: 真面目なのに生きるのが辛い人 (PHP新書) : 加藤 諦三: 本


加藤諦三先生の本は恐ろしい。
私の人間関係のつまずきが全部文章化されていた。メモをする手が止まらなかった。『母親という名の他人がいただけで、母親をまったく経験していない人がいる』なんて気を失うかと思った。

しかし先生の本は強い薬のよう。よく効くのだけど副作用がある。
「これもそう、ここもわかる、あぁ、だから私は『真面目』を選ばざるを得なかったのかぁ・・・・・・」と猛スピードで自己理解が進んだ。
だが、心がついていけなかった。感情がぐちゃぐちゃになり、何もかもが嫌だ!と生まれた事を呪った。体にも影響がでて、しばらくだるさと食欲不振に悩まされた。

もうこんな思いするならAC回復に取り組むのやめようかな、と思って、一度インプットもアウトプットもやめてみることにした。
でも半年以上毎日毎日自分について考えていたから、やめてみてもいろんなことが浮かんだ。それを軽くあしらっていたら、急に吹っ切れた。めちゃめちゃ元気になった。一皮むけたような気がした。

回復の階段を1段づつ踏みしめて登っていたのに、先生の本により背中を押され、がむしゃらに10階まで駆け上がった。そして、ぶっ倒れた・・・・・・。目が覚めたら基礎体力がアップしていた、というような感覚。

(この時に私のユーザー名「コニモツ」が生まれた。)

加藤諦三先生の本はこれで4冊め。
気になる本はまだあるけど、心と時間と体力に余裕がある時以外は読むべからずと強く決めた。
加藤先生は用法用量をよく守って・・・。


コニモツの由来|コニモツ/アダルトチルドレン

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