今日の楽ウマごはん #3　「失敗・トラブルだらけの肉じゃが定食」

今日は私のシェアハウスに元ファミリーが私のご飯を食べに遊びに来てくれる。
とびきり美味しいご飯をつくらなきゃ！
そんなおもてなしに不慣れな料理人の奮闘記。

アジの照り焼きをつくろう

何を食べたいか聞いたら「おまかせ」とのこと。
おもてなしをするのだから、間違いなく美味しく作れるものがいい。
私が最近食べたもので美味しかったもので、失敗の可能性が低そうな料理としてメインは「アジの照り焼き」にしました。

アジの照り焼きは3枚に下ろしたアジに片栗粉をまぶして、醤油とみりんを絡めるだけと非常にシンプルでごはんがとても進む。
最近は和食料理に凝っているし、肉より魚の方が健康的。
どうせ食べてもらうなら健康的な料理にしたかったのです。

これは「3枚下ろし」ではなく「開き」だ

実はお店の人に魚をさばいてもらうという経験をしたことがなかった。
スーパーでアジを見つけたものの刺身用丸々一匹。私は捌けない。
目の前で捌いている係の人がいるから捌いてもらえるのかしら。
ちょっとドキドキしながら店頭の人に捌いてもらえるか聞き、承諾をもらえたので「開きにしてください」と注文。
数分したら注文通りに捌かれた魚が元の丸ごと一匹の形に整えられ、パックされた状態で渡された。
なるほど便利だ。

帰って早速照り焼きにするぞと買ってきたアジを開く。

こ、これは…、干物とかで食べる形だ。
照り焼きにする形ではない。
注文を間違えた。あぁこれじゃない。
この形で照り焼きにするのは厳しそうだ。
ネットで「アジの開き　干物じゃない　レシピ」などで検索して、この形で美味しく調理できないか一生懸命調べたけど、干物のレシピばかりしか出てこない。
数時間後にはゲストが来るので、もちろん今から干物にする時間はない。
仕方がないので捌き方の注文を間違えてしまったアジは適当に焼いて私のお昼ご飯になったのであった…。
また一つ大人になった。

失敗は連鎖する

アジの開きはできなかったので、予定を変更して簡単に作れておいしい肉じゃがに変更。
これはなかなかおいしくできた。

そしてこだわりの味噌汁。
今日の味噌汁は、鰹節や昆布、干しシイタケなどで出汁をとらず、野菜をじっくり煮込んで野菜から出汁をとった優しい味噌汁、になる予定だったけど、味噌を入れすぎてしまって塩辛いみそ汁になってしまった。

そしてごはん。
鍋で炊こうと思っていたものの、アジショックでモチベーションが下がり炊飯器炊きに変更。
1合炊けば十分なのに、いつもまとめ炊きする癖で3合も炊いてしまった。
仕方なく食べきれない分はおむすびにぎにぎ。

久々のおもてなしご飯はトホホな感じになってしまった。

それでもおもてなしご飯は楽しい

いろいろ残念な結果にはなってしまったけど、自分の手料理を食べながら友達と会話する時間はとても楽しくて時間が流れるのが早かった。
普段あまり人と話さないのだけど、やっぱり会話するって楽しい。
違う職業で、違う場所に住み、違う考えを持つ人と話すことは刺激の連続で飽きない。
他のファミリーも会話に参加してくれて、楽しさは2倍にも3倍にも膨れ上がった。

お土産にはあげる機会ももらう機会もなかなかない花束を一つ。
遊びに来てくれたお友達が帰ってしまうのは寂しいけど、お花を置いておけばいつでも思い出すことができる。

またおもてなしご飯を作りたい

何をつくったら喜んでもらえるかな？
一生懸命作るぞ！
作る相手のことを考えて料理するのは、自分のためだけに作る料理の何倍も幸せ。
嬉しいことに他の方からもご飯会やって！と言ってもらえたので、楽しくて美味しくて幸せなごはん会をまたやりたいと思います。