私の人生と料理

私の人生と料理

人の歴史に食の歴史あり。
生きることと食べることは切っても切れないので、誰にでも「食の思い出」はあるものです。
特に山も落ちもないですが、私の人生を料理という視点で振り返ってみます。

初めてつくった料理は「いりたまご」

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私が記憶している料理の思い出の中で一番古いのは、小学1年生の時にいり卵を作ったことです。サラダ油を使いすぎていて非常に油臭い。

よく料理する子供だったかといえばそうでもなかった気がしますが、ちょくちょく料理していましたね。なぜ料理をしようと思ったのかは覚えていませんが、小学校低学年と中学年の時は母親がシングルマザーで忙しかったので、遠足のお弁当も自分で作ったこともありました(お弁当のふたがなかなか開かなくて食べられないことがあったな)。

今となってはまったく理解できませんが、卵焼きを作るときは大さじ3杯の上白糖を入れて作っていて、さらに焼きあがった卵の上からひとつまみの上白糖をパラパラと振りかけるという超激甘卵焼きを作っていました。

玉ねぎを見ずに切り指を切る

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30歳になりますが、おそらく包丁で指を切ったのは、小学2年生の時に一人でカレーを作ったときぐらいだったと思います。
玉ねぎを切るときに目に染みるのが耐えられず、目をつぶりながら切ろうとしたら、切れたのは玉ねぎではなく自分の左親指だったわけです。
家に一人きりでしたし、指からはかなり血が流れて青ざめていたような。その当時の切り傷は、20年以上たった今でもうっすら刻み込まれています。

料理が好きになるきっかけは漫画「NANA」

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料理を頻繁にするようになったのは、引きこもりをしていた時に漫画「NANA」を読んでからです。
主人公のハチが彼氏のために初めて作る肉じゃがを皮切りに、おいしい料理を次々と作っていくシーンを見て、「かわいくて料理もできる女の子最高じゃん」と憧れました。

それから、私は家の冷蔵庫にある食材で3食料理を作るようになりました。主にクックパッドや料理本の美味しそうなレシピを片っ端から作りました。
ハチも作った肉じゃがを私も作ってみました。
初めて作った肉じゃがは思い切り焦がしてしまったことを覚えています。
とびきり美味しくて見栄えもいい料理を作れる女性、今でもそうなりたいと思います。

毎日お弁当作るなんて誰でもできると思ってた

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市場調査のアルバイトをしていた時は、お弁当を毎日持参していました。
休みの日に1週間分ぐらい大量に作り置きをしておき、朝に詰めて持っていく。変わったものも作りたいなと思い、その場で卵を割って食べるすき焼き弁当を持っていったこともあります(生卵を割っていたら笑われました)。

周りの人は「お弁当毎日作るなんてすごいね」とよく感心してくれましたが、私はやらないだけで誰でもできることだと思ってました。
料理なんてレシピ見れば誰でも作れるし。

でも今の私からしたら、休みの日をほぼ潰して作り置きを作っておくとか、毎日料理を作るとかそんなことはできません。料理をする時間があるなら他のことをしたいと思ってしまうからです。当時の私ほど料理をすることに時間はさけないけど、もう少し食事に気を遣った方がいいなとは思います。

料理スクールに携わりながら「食の大切さ」を学ぶ

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そしていま私は、本業のIT事務OLの傍ら梶川瞳恵先生の料理スクール、ひとえすとらんスクールの事務サポートをしています。

授業で使う資料を作ったり、講義のお手伝いをしたりしながら先生のお話を聞いているので、自然と自炊の大切さを学んでいるのです。

調味料にこだわるだけで味が豊かになること、料理の基本さえ押さえてしまえばシンプルな料理もごちそうになること、ラップやタッパーなど普段使う道具も気をつけて選んだ方がいいこと、食に情熱を傾け続けた方の凝縮された知識とこだわりのつまった食事をいただくうちに、食や健康への意識はどんどん高まっていきました。

勉強が楽しくてなかなか食事に気を遣えていないものの、せめて少しでも添加物の摂取を控えようと、お菓子を買う時などは必ず原材料のチェックをするようにしました。

料理といいバランスを保ちたい

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こうして振り返ってみると、極端に料理していた時代と極端に料理をしない時代があるわけですが、料理をする時間も大切にしたいし、もちろん料理以外の時間も大切にしていきたいです。

今やコンビニのご飯は食べ物だと思えないので食べられないですし、外食も何が入っているのか分からないので食べつつも不安。何より自分が作った料理が美味しいときは幸せです。

なるべく効率よく準備をして、しっかり食事をとる時間を持つこと。
これが理想の料理との関係です。


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たんたん@フリーランスPMO
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