ポンコツ人間が周りから認められるようになるまで
自分の人生を何度か振り返っているのですが、私は本当に子どもの頃や20代前半は、周りの人から認められることがほとんどなく、人と衝突して自分の周りからはどんどん人が離れていくし、出来ないことばかりで周りからは怒られてばかりで、本当にどうしようもないポンコツ人間でした。
そんな私も、今では周りから仕事ができると認められ、ありがたいことに「流石だね!」と言ってもらう機会が多く、いろんな方から信頼される人間になることができました。
昔の自分に比べて大きく変化できた経験から「人は変われる」と自信をもって訴えることができます。
今の自分に自信が持てない、大きく変わりたい人に向けて、私自身は元々どんなポンコツ人間だったか、そしてどうして大きく変わることができたのかについて語ります。
だらしない人見知りだった小学生時代
〇 整理整頓ができない
小学1年生の時は、お道具箱の中が汚すぎて先生に怒られていたと思います。
〇 期日を守ることができない
夏休みの宿題は前半に終わらせるか、後半ギリギリになって終わらせるかのどちら派になるか、という話がありますが、私は恐らく「夏休みの宿題は夏休みが終わっても終わってない派」だった気がします。
〇 極度の人見知り
かなり人見知りをこじらせていて、小学5年生の時に転入した時は、「前は全校生徒1000人規模の学校だったのに今の学校は数百人しかいない」など、以前の学校と今の学校の差を比較したりして、初日から「馴染める気がしない」と感じて涙目になっていました。
同級生から挨拶してもらっても「おはようございます」となぜか敬語で返したりしていましたね。
あと、いじめというほどではないのですが、小学6年生の時に男の子に傷つくことを言われたりされたり嫌がらせを受けた影響で男の子が怖くなり、自分の顔面に対して極度のコンプレックスを持つようになりました。
〇 自分にとって都合の悪いことは全部他人のせい
自分にとって何か嫌なことがあった時、自分のせいだと思うことはなかったと思います。
親のせい、友達のせい、先生のせい、生まれた環境のせい、とにかく全部周りのせいにしていました。
〇 友達と毎年ケンカしてケンカ別れをする
性格が良くなかったため周りからも好かれていなかったでしょうし、圧倒的他責思考のため、友達とケンカしても全部友達のせい、自分から謝るようなことは一切しません。
仲が良かった友達は大体学年ごとに変わっていました。
だらしない人見知りだった中学生時代
〇 継続力がない
小学生のころから全く何も続けることができず習い事をやらせてもらっても1日で辞めたり、進研ゼミのチャレンジや中学講座を続けることもできず入会したりやめたりを繰り返していました。
授業中にとるノートも、最初だけ張り切って書くもののそれが続きませんでした。
○ つまらない・音痴・服がダサいと知人や他人に言われて傷つく
当時、同じクラスで仲良くしていた子に面と向かって「つまらないね」と言われて傷ついたり、友達とよくカラオケに行ってたのですが、「音痴」だと笑われたり、部活の後輩やまったく知らない人(サイゼリヤで席が近かった人)に「服がダサい」と笑われたり、コミュニケーション能力や歌唱力の低さ、服のセンスのなさを馬鹿にされて死ぬほど傷ついていました。
○ 遅刻魔
友達と遊ぶ時に13時に待ち合わせしているのに、13時に起きてそれからシャワー浴びてから待ち合わせ場所に行ったりと、とにかくまったく時間を守れませんでした。
死にたくてしょうがなかったひきこもり時代
高校入学初日から「私はこのクラスでは馴染めない」と思ってしまい、次の日から不登校、結局そこから学校に行けなくなり中退。
7年間の引きこもり生活が始まります。
引きこもり生活中にやっていたことといえば、とにかくアニメを観まくる、ネットサーフィン、掲示板の閲覧と書き込み、家の冷蔵庫の食材で自炊、タイピングゲームなどネットゲーム、テレビ、ラジオ、お絵かきなどなど…
この7年間、家から出ることはほとんどありませんでした。
20歳の時に一度だけ慣れないながらも求職活動をして、採用してもらった近所の飲食店でアルバイトをしてみたものの、注文を取る際に使う機械の使い方も覚えられないなど仕事が覚えられず、とにかく社員に怒られまくりで一か月でクビになりました。
引きこもり生活については下記のnoteで書いています。
ポンコツパン屋時代
23歳ぐらいの時に、そろそろ働かなくちゃなとなんとなく思い、仕事を探している時にパンが食べたかったからという理由でパン屋になります。
今まで人とろくにコミュニケーションも取っていなければ勉強もしていなかったし何も頑張ってこなかった私がすぐに仕事をおぼられるわけもなく、周りの大学生のバイト、ベテランの主婦のバイト、店長や製造の人から怒られまくる日々。特に製造の人からは店の中で「お前はバカか」などと怒鳴られたりして、辛かったです。
まだまだ他責思考なので、怒られてもそれを素直に受け止められるような人間ではありませんでした。
接客の仕事自体は楽しいと感じる部分もあり、もっと上の接客を目指してみたいなと思いディズニーランドで働くことにしました。
ポンコツチュロス屋さん
ここでも仕事が出来なさ過ぎて周りからよく怒られていました。
素直じゃないので、怒られてもそれを認めることができず、不貞腐れた表情をしてしまっていました。
しかし、教わったことをしっかりメモにまとめたり、自分なりに接客をどういうマインドでやるべきか考えたり、仕事をうまくやるためにはどうすればいい考えて工夫するようになり、そこが周りの方に少しずつ認めてもらえるようになりました。
働いている中で、「目の前のお客様を笑顔にするにはどうすればいいんだろう?」と考えた時、「目の前の人を笑顔にしたいならまず自分が笑顔にならなくちゃ!」という至極当たり前のことに気づきます。
「相手に変化を求める時は、まず自分が変わらなくてはいけない」
例えば、実際当時同じ職場に苦手な先輩がいたのですが、「苦手な先輩に変わってほしい」と思っていても目の前の先輩が変わってくれるわけではないので、自分から笑顔で挨拶してみるなど、「まず自分がどうすべきか」を考えることが大事だという思考に少しずつシフトするようになりました。
当時、私がバイト先で使っていたメモ帳にはこんなマインドが書いてありました。
毎日のように周りから怒られる存在だった私ですが、周りのキャストからはたくさん温かい言葉をもらうことができました。
現状が自分にとって心地よくないのであれば、他人の変わってもらうのではなく自分がどう行動すべきか考えよう、そして仕事に対して自分なりの工夫をしよう、少しずつマインドや行動を変えていった結果、周りからも少しずつ認められるようになっていきました。
ディズニーランドで働いていたころの話は下記のnoteで書いています。
ポンコツ営業
ディズニーのキャストは1年くらいで辞めてしまい、それからすぐ次の定職がなかなか決まらなかったので、単発のバイトでつないでいました。
その単発のバイトで知り合った方から、「こにたんさん営業向いているんじゃない?」と生命保険の営業を紹介してもらいました。
企業に訪問してお昼休み中の社員に声をかけたり、その辺に歩いている主婦に声掛けをしたりと、そこから何とか新規のお客様を作ろうとしましたが上手くいかず、声をかけても冷たい反応が多く心が折れて辞めてしまいました。
辛くて大して続かなかった営業ですが、今思えば私の行動力の源は、この短い営業時代の経験で培われたのかもしれないと考えています。
声をかけるのは怖い、どうせきっと怒られるし冷たい反応されるし…
でもやってみないとどうなるかわからないし、やってみたら上手くいくかもしれないのにやらずに後悔するないなんてもったいない。
「やったらダメかもしれないけど、同じ後悔ならやらなくて後悔するよりやって後悔しよう」
今も何かやろうかどうしようかちょっと迷った時は、こういうマインドで結局やることを選択するようにします。
やる気のない乗り物の係員
なかなか定職につけずフラフラしていましたが、そろそろどこかに落ち着きたいと、今までの接客経験を活かして遊園地の乗り物の係員になります。
今までの仕事は最長で1年しか続きませんでしたが、ここはもともと次の職場までのつなぎにするつもりが、なんだかんだ居心地が良く、今までの職場としては最長の2年働いていました(それでも短いけど…)。
20代の半ばになって、やっと仕事で怒られることがほぼほぼなくなりました(お客さんにはたまに怒られていたけど…)。
仕事に対して工夫したり、アナウンスしたり、他の人に仕事を教えるのは好きだったのですが、毎日同じ仕事の繰り返し、やることがない時間が多すぎて生産性のない日々、ステップアップする機会がなくなり成長欲が満たせなくなって次第にやる気がなくなり辞めました。
遊園地で働いていたころの話は下記noteで書いています。
仕事大好きIT会社員へ
そして遊園地の乗り物係員から成長中の業界であるIT業界へ転職。
パソコン触るだけでもテンションが上がる私。
仕事自体に楽しさとやりがいを感じ、現場でも評価されることに喜びを感じました。
成長に必要な要素とは?
昔と比べて成長したことは、まったく期限や約束が守れない人間から誰よりも守れる人間へと変化したこと、何でも他責にするのをやめられたこと(今でも心の中では他責だったりするけど…)、悪いことは素直に認めるようになったこと、物事を(以前よりは)継続できるようになったこと、どんどん挑戦する行動力がついたことです。
自分がなぜ成長できたのか?成長できた理由から考える成長に必要な要素とは、まず自分の良くないところを素内に認める気持ち、他責思考ではなく自責思考になること。
何でも人のせいにしては成長しないので、まずは「今の状態が良くないなら自分はどう行動すればいい?」と考えられるかどうかがポイントだと思いました。
そして、「今の自分のままではよくないと強く実感する出来事」。
強烈に誰かに怒られたりすると、「二度とこんなに傷つきたくないから変わらなくちゃ!」と思えるので、大きく成長するためにはそれなりのショックな出来事も必要だったのかなと今振り返ると思います。
そして目の前の物事をより良くするためにはどうするのかと工夫を重ねるための思考力、そしてそれを行動に移すためにもどんどん新しいことに挑戦できる行動力が必要だと思いました。
以前の私に比べればいろいろと成長できていますが、すぐ感情的になったり落ち込んでしまったりとメンタルが不安定だったり、大した知識や技術、経験がなく自分に自信がないところ、いろいろとだらしないところがあるなど、まだまだ成長過程なので、身につけた能力を活かしつつこれからもどんどん成長していこうと思います。
人はいくらでも変われる
これだけ過去ポンコツ人間だった私から言わせてもらうと、人間なんていくらダメでも変わることができるのです。
学生時代は宿題もろくに提出できない、待ち合わせの時間になってやっと起きるような人間も、提出物の期限や待ち合わせの時間を誰よりも守る人間へと成長できているように、現状がどうであろうとマインドと行動次第ではいくらでも変われます。
今の私に足りていない部分も、持ち前の思考力や行動力で絶対に変えて見せます。
今の自分に自信がないところがある人も、その弱点はきっと変えることができます。
好きな自分になれるように、少しずつでもアップデートしていきましょう!