富裕層向けビジネスが失敗する理由と打開策
平成二十八年十月十九日にルート・アンド・パートナーズ・増渕達也 代取の記事「富裕層による富裕層向けビジネスが失敗するパターン/JBpress」が配信され、富裕層向けのビジネスの肝要を指し示した。
社会は高所得者・富裕層とそれ以外に二極化している。よって、ターゲッティングを富裕層に向ける会社は増えている。
十七日の記事『米国のスーパーリッチは型破り「ハーバード大卒?」高学歴でも関係ない/産経デジタル』では、デューク大学のジョナサン・ワイと富裕層情報「ウェルスX」のデービッド・リンカーンの最新情報により、米国のエリート大学と超富裕層に相関があまり無い事が伝えられ、全体の一㌫を占める彼らが多様である点が指摘された。
<新参者は刺激的であれ>
正にその通りで、所謂、マスと高所得者・富裕層は大きく異なる。比較的、マスは一緒くたであるが、高所得者から富裕層、超富裕層ともなれば、その個性は尋常ではない程に強く、一般的(普通)でない。
一般的でないから成功したとも云える。当該両記事では、その点を改めて浮き彫りにする。そして何よりもビジネス側が富裕層でないと富裕層ビジネスは行えない。一般所得層では、彼らのずば抜けた観点が分からないのだ。
ただ一つ判明している点は、高所得者・富裕層はニッチであり、超富裕層はスーパーニッチである点だろう。
無難を好む彼らでも、刺激は常に求めている。無難だけでは、ビジネス的に成功はあり得ない。リスクを取らないで成功はあり得ない。だから無難では無いもの(商品・サービス)に興味を示す。
富裕層ビジネスに新規参入であれば、無難であってはならない。彼らが挑戦し成功した様に、大きな挑戦をする者に興味を示す。無難なものは既に彼等は契約を締結しているので、乗り換える気が無い(富裕層は義理堅い)。